2010-01-01から1年間の記事一覧

一番嬉しかったお年玉

今年も今日でお終い。 今年も残念にも、事故の報告、お子さんが亡くなったお話がありました。一部とはいえ、助産師の暴走にブレーキがきかないように感じていますし、無介助分娩をテレビが好意的に扱おうとしたり、朝日新聞では紙面に載せてしまったり、VKシ…

産科医の方のご意見>パブコメ

助産師の問題ともいえるhttp://d.hatena.ne.jp/jyosanin/20101128/1290898770:title=パブコメ]に、ある産科医の方が実際に出された意見書を当ブログにて紹介させて頂けることとなりました。 ご快諾くださり、有難うございます。もうパブコメは締め切られてい…

その傷を、痛みを乗り越えたことを誇って欲しい

帝王切開による肉体的な苦痛や、術後にすぐに始まる育児に問題が生じることも理解しています。それはとっても辛いことだとはおもいます。帝王切開を楽観視するばかりでもありません、軽視しているつもりもありませんが、しかし、VBACの問題からずっと、切な…

低体温に何故なるの?

先日の当ブログ『「乳児治療で大やけど、指3本失う」から』から低体温になるのはどうして? という素朴な疑問。 がんばれこうたろう(http://www.geocities.jp/southsweel/KOUTAROU.html) カンガルーケアによる悲劇を訴えられているサイトです。 以前に当…

“看護師の資格のない助産師”

助産師の権利、業務拡大の問題もありますが、そもそも助産師の資格の有り様にも問題があるようです。 2005年9月5日記で、当時の(社)日本産婦人科医会会長、坂元正一氏が『産科における看護師の業務 産科における看護師等の業務について』という意見書が発…

「子宮破裂」

産科医のsuzanさんがmixiの日記で書かれていた「子宮破裂」を、そのまま当ブログでも紹介させて頂きたいとお願いし、ご快諾頂きました。suzanさん、ありがとうございます。VBACを考えられている方は読んでください。 もう何度も書いているが、 わたくしが遭…

山口県VK2シロップ訴訟

既に報道等でご存知の方が殆どとおもいます。昨日、和解となりました。 件のお母さんより、皆様に挨拶文を頂戴しております。 私たちの勉強不足もあり娘は亡くなりました。裁判をしても、娘の命は戻らないけれど、娘の死をきっかけに少しでもたくさんの方が…

「乳児治療で大やけど、指3本失う」から

うろうろドクターさんのところでも既に書かれていますが>「そもそも低体温にならなければ…」産経新聞の記事からです。 乳児治療で大やけど、指3本失う 医療ミスか 神奈川県警が関係者聴取 助産院で産もうとおもっていたけど自宅出産になってしまったという…

最悪なる「親の自由」 ※12/21修正あり

移動中です。ツイッターでとおもったけど、やっぱりこっちに。タレントの方が二人目のお子さんをVBACで出産され、無事だったということでご自身のブログに最初の医師からは否定され、VBACを受けてくれる医師との出会いや自分の決意を報告している、そこに寄…

インドで施設分娩を増やす取り組み 周産期、新生児死亡が低下…日本では?

病院施設での分娩が主流となったことで、「出産が管理されてしまっているのはおかしい」とする方たちが言う日本の『昔のお産』が目指してしまうものがどういうものなのか、それを教えてくれるような内容があります。出典論文掲載紙>The Lancetから India's …

腑に落ちないことだらけ

パブコメがそろそろ締め切りですよね。12月15日締め切りでしたよね、どうなってしまのか… 私の母(琴子の祖母)に今回のパブコメのことを話しました。 「助産師が会陰切開を出来るように、縫うことも出来るようにするっていうんだわ、麻酔もね。薬も…」 と説…

“いいお産”とは何か? −4 「実践報告」が真実ならば…

当ブログ、2010年11月18日の「“いいお産”とは何か? −3 産婆から助産師への歴史と業務拡大について」の続きは後にします。 今日はふぃっしゅさんから頂いた資料の中から助産雑誌2009年の63巻2号 『■実践報告 地域産婦人科病院における助産師卒後研修制度と院…

『赤ちゃんをリスクに曝す権利はない』

先日の当ブログ「低リスク妊婦といえども、ノーリスクなわけではない」でもご協力くださったドクターサイコさんが、『The Lancet』という雑誌に掲載されていた記事「Home birth」 (当ブログにaさんがコメントしてくださっていました)の要約を翻訳してくだ…

1994年当時の話から−会陰切開、助産医について

当ブログ 助産医の問題について ※追記あり パブコメへの意見 パブコメの意見の参考に ※12/1;追記あり と続きまして、その中で産科二次施設で働く助産師のりりあんさんからのご意見に いくら助産師が「匠の技」を持っていたとしても、オイルマッサージや、お…

パブコメの意見の参考に ※12/1;追記あり

先日の当ブログパブコメへの意見、そして私は今日、パブコメに意見を送りました。 今回はコメント欄に頂いたご意見から、参考にして頂けたらとおもったものをご紹介いたします。ご意見くださった皆様、有難うございます。 ※強調しているのは私、琴子の母です…

緊急避妊ピル(ノルレボ錠)

助産院や自宅出産の話から少しずれますが、中絶を減らせるのならと、私にも協力させてください。 「緊急避妊ピル(ノルレボ錠)」のパブコメへの意見も是非。 産科医の方から下記の内容を頂きましたので、転載させて頂きます。 北村@家族計画です。 緊急避妊…

パブコメへの意見

先日の当ブログ「助産医の問題について ※追記あり」からですが、「保健師助産師看護師学校養成所指定規則及び保健師助産師看護師法施行規則の一部を改正する省令(案)について」への意見募集が2010年12月15日までされています。これは助産師による会陰縫合…

搬送の問題、確認 +雑感

うろうろドクターさんのブログで知りました>救急搬送時間が過去最悪、さらに大幅に遅くなりそうでしたね… 読売新聞 11月26日(金)11時10分配信 総務省消防庁は11月26日、2010年版消防白書を公表した。それによると、119番通報から病院収容までの時間は昨年、…

【「安全」と「自然」について】−東京都立 多摩総合医療センター

昨日、ちー某さんが教えてくださいました、ちー某さん、有難うございます。「安全」と「自然」について|東京都立 多摩総合医療センター 「お産」は「自然」なものだから、何もしないで放っておけば生まれるもの、という考え方で、できるだけ医療的に手を下…

産経新聞「母子の安全 まず考えて」 追記あり

本日、11月25日の産経新聞生活面にて、当ブログの紹介をして頂きました。〈母子の安全 まず考えて〉がタイトルです。ここでURLのリンク張って紹介したかったのですが、まだ早すぎてないみたい…残念、後でします。 当初は琴子の写真(遺影)を掲載され…

助産医の問題について ※追記あり

時間がないので取り急ぎですが、とくめ医さんからです。 助産師による会陰縫合を法的に認める内容の保助看法施行規則改正案がパブコメに出ています。こちらへ、反対意見を出すことをお勧めします。http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMS…

無介助分娩の危険性を伝えて欲しい

ある新聞社(当然、朝日新聞以外です)の記者の方に朝日新聞の無介助分娩記事の件を伝え、無介助分娩の危険性を伝える記事を書いてもらえないのかとお願いしたところ、伝聞以外での実例を聞ける方を紹介して欲しいと言われました。実例があれば、記事に出来…

朝日新聞が無介助分娩に市民権を与えていく

yoshikoさんにコメント欄で教えていただきました、有難うございます。 今朝知りまして、医師の方達はもう既に記事にされています> うろうろドクターさん能天気な自宅出産を賛美するな、朝日新聞! Yosyanさん自然派分娩と飛び込み分娩 shy1221さん何が言い…

助産師がホメオパシーを手放せないのではないか?

日本助産師会はホメオパシーと助産師の関わりをどうおもっているのだろうか。今でもホメオパシーに関係していることを堂々と語れるこの事態に、助産師会も助産師たちも、問題を全く感じないのだろうか。 川崎市宮前区の地域ポータルサイト『宮前ぽーたろう』…

“いいお産”とは何か? −3 産婆から助産師への歴史と業務拡大について

過去の“いいお産”とは何か?-1、2に続きます。いつも私に課題を送ってくださるふぃっしゅさんに感謝です。「産科と婦人科」2010年10号の特集記事【産科医と助産師との連携はどこまでできる】を読んで考えます。 特集記事は 保健師助産師看護師法と助産師の業…

産屋と医療―香川県伊吹島における助産婦のライフヒストリー

夏の終わり頃に、出産の歴史について研究されているという伏見裕子さんから、近く発表されるという研究論文が『女性学年報 第31号』(日本女性学研究会発行)に掲載される予定で、その中で琴子の話を書きたいという嬉しいお知らせを頂戴しました。丁度、無介…

助産院と代替医療・ホメオパシーの問題

メールで暮らしのAll Aboutというサイトの中に助産院とホメオパシー - [チビタス連載]があると連絡を頂きました。出産ジャーナリストの河合蘭氏の連載記事です。 随所に問題を感じていますが、 両方のことをよくわかっている助産院を選びましょうどちらをど…

MRIC by 医療ガバナンス学会

先日、MRIC by 医療ガバナンス学会に私のMLに意見を投稿しました。既にご覧くださっている方もいらっしゃるとおもいますが、自分のブログでも紹介させてください。私に「MRIC」を教えてくださり、そして背中を押してくださった方に感謝しております。 Vol. 3…

「低リスク妊婦といえども、ノーリスクなわけではない」

ご無沙汰してしまっております。 皆様からのご意見を拝読しておりました。 貴重なご意見を頂いており、徐々にまたブログで記事にしていきます。まず、ドクターサイコさんのコメントを今日はご紹介させて頂きます。ドクターサイコさん、はじめまして。そして…

開業助産師の方への質問です

またもや当ブログ用手剥離のリスクや説明からです。 suzanさんのご意見をお借りします、有難うございます。 癒着胎盤に限らず、分娩後にすぐに胎盤が出てこないことはよくあります。 子宮のマッサージをして待つと、数分以内に出てくるのが普通ですが、 10…