2013-01-01から1年間の記事一覧

今年の始まりに

琴子の死んだときの年末年始が地獄であり、以来、新年の挨拶が苦手になりました。 世間が楽しそうで、自分の子どもが死んでも異常なことではないと言われてるような賑わいに慣れるのも、子どもの死を自分が軽くしてしまうようで辛かった。天国がちょっとだけ…

産む側が知るべき、此処にある問題

助産師という資格は=医療者にくださった「助産師」さんのご意見には学べることがたくさんあったので、記事にしてより多くの方にも一緒に考えて頂きたいと思っております。まずは全文。 初めまして。 東京の大学病院で助産師をしている者です。助産師教育を…

=医療者だとわかっているからこその問題

助産師という資格は=医療者に続くことになります。非医療的なことを言ったりする助産師の方の発言に私たちが何故影響を受けてしまうかというと、「医療をきちんと勉強して、医療者としての資格も持っていて、その職に就いていたからこそ言える内部告発」だ…

助産師という資格は=医療者

やっぱりおかしい。 どう考えたって、おかしい。誰のための記事なのか?でもそれ以前からも、助産師の方たちの中でも特に、開業している助産師の方たちの普段からの非医療を指南するような発言があることについてはお伝えしているつもりですが、それでもまだ…

誰のための記事なのか?

世の中、不思議なことは多いけれども、これもそのうちの一つというべきか。 何故か、助産院での出産を推奨するような記事には「医療批判」がチラつく、という不思議。本日は朝日新聞デジタル:赤ちゃんを「ツルン」と産みやすく - 北海道 - 地域から。 私が…

近況

パソコンが壊れてしまい、修復中です... ちょっとばかり、もう少し、時間を要する模様です。近況は、高齢出産について調べています。直り次第...

「島のお産から家族のお産へ」を読んで

伏見裕子さんの論文「島のお産から家族のお産へ」を拝読。助産院や自宅出産といった「自然分娩を極めたい」と考える方たちにとって、産屋というのはそれはもう憧れの空間であり、それを目指していたら「お産の村」という構想まで出てきたものです。産屋、そ…

伏見さんの論文、出てます!

伏見さんの論文、近日中に出ます!>出てます!まだ最新号の紹介がサイトでされていなようですが、2013年第34号、特集は「フェミ的ネットとのつきあい方」で、伏見さんの論文は「島のお産から家族のお産へ―昭和20-30年代における伊吹島の出部屋と女性たち―」…

なぜ、そこに「虐待」を絡めたのか?

NHKの今朝の「おはよう日本」という番組内で 「命見つめる写真」 というのを放映したそうです。残念にも私は拝見できませんでしたが、番組の内容をテキストと画像で紹介してくれているのがあったので、内容を知ることができました。 命見つめる写真のテキス…

闇に葬るべきではない、“誰も知らないわたしたちのこと”

今日は本のご紹介をします。誰も知らないわたしたちのこと作者: シモーナスパラコ,Simona Sparaco,泉典子出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 2013/11/21メディア: 単行本この商品を含むブログ (5件) を見る発売前なので、当然私も未読なのですが、この本…

アドバイザーよりも...

コーディネーターってことかな。

助産師という「アドバイザー」

助産師と東洋医学にくださったご意見への返信も兼ねております。ご意見くださった皆様、ありがとうございます。琴子のときが逆子でしたので、私もお灸はしました。〔至陰(しいん)でした〕 鍼灸の方にお願いして場所を教わって、家でも使い捨てのお灸でやっ…

助産師と東洋医学

ポレロさんがくださった情報 いつも情報提供ばかりで申し訳ないのですが。 どうして、助産師と東洋医学って、離れないのでしょうか。>バースあおば助産院にて妊婦さんのお灸教室妊娠期のお灸を継続することで異常分娩の予防となるためこぞって参加されてく…

伏見さんの論文、近日中に出ます!

産屋と医療―香川県伊吹島における助産婦のライフヒストリー 伏見さんの論文が出ます “出産の医療化および施設化との関連を中心に”伏見さんの論文のご案内 伏見さんの論文が年内に発表される予定です。要旨をいただきましたので、ご案内いたします。 今後の最…

私たち産む側の問題

私たちはいつからか、思い出作りを強要されているんだとおもいます。 胎盤を食べることにしても。 昔はしていたかなんてわかりもしないことをもっともらしく話して、「一つでも多くこなしておきたい!」って思っちゃっているんですよね。 そして、それが「助…

うんざり。

助産師という職業には、妊産婦が間違ったことやあやまった行動をとろうとしたときに、道を踏み外さないために正しい方へ導くという役割も含まれていますよね? 違いますか? どうも「間違った方へ導く」ことがあるようで、目を疑うような状態も。 産婦自身は…

身の毛もよだつ「それよりも」

先日の当ブログ「カンガルーケア」と書く前に...で触れましたベストアンサーの内容(Yahoo! 知恵蔵>カンガルーケアの危険性について)が怖くてたまらないんです。“それよりも”−身の毛もよだつように恐ろしく、そして悲しい。この話の中ですっかり忘れられた…

「カンガルーケア」と書く前に...

先日の当ブログ【「カンガルーケア」はやるべきか?】にくださったご意見を改めてご紹介させていただきながら、産む側としても勉強したいとおもいます。ご意見くださった皆様、ありがとうございます。タカ派の麻酔科医さん 新生児は、通常1分後と5分後のアプ…

白花ちゃんの裁判が終わりました

※今日のこの記事は自宅出産でお子さんを亡くされたお母さんからのご意見のご紹介になります。もしも荒らしや誹謗中傷、なりすましの行為をする方がいらっしゃったら、即刻IPアドレスの公開をさせていただきますことを先にお伝えしますので、ご同意くださった…

管理人からのお願い

当ブログでは、以前より誹謗中傷の荒らし行為や、なりすましなどの被害に幾度となくあっております。 そのようなことが繰り返されぬよう、管理人として整合性をチェックさせていただくことがあります。 メールアドレスもしくはSNSなどを通じて個人的に伺える…

どうして助産院を選ぶのか?

カンガルーケアとか、他にも記事にしたいことがたくさんあるのにすみません、今日も突発的な記事なってしまいました。 「どうして助産院を選ぶのか?」と疑問に思ってくださる方にこそ、知ってほしいと思って書きます。 今現代の、お母さん方のいのちに対す…

「15分」はすぐなのか?

カンガルーケアにいただいたご意見で記事をとおもっていましたが、実は先日、愛犬が亡くなりました。そのときに搬送のことを考えることがあったので愛犬への感謝も込めて先に記事にすることにしました。亡くなる直前までは元気で、散歩に餌といつも通りの状…

「カンガルーケア」はやるべきか?

今回、非常に疑問の多く残る判決がくだされてしまいました。 「カンガルーケアで後遺症」病院の賠償責任認めず 原告のご両親は控訴するということ。この内容では当然のことだと思います。助産所や自宅出産でも、カンガルーケアは肯定されている行為です(ま…

続・助産師教育の見直しと再教育を求めます

前回の「助産師教育の見直しと再教育を求めます」(2013-08-08) にタカ派の麻酔科医さんがくださったご意見からです。タカ派の麻酔科医さん、ありがとうございます。 今、ナースプラクティショナーというものが進められつつあります。看護師にある程度自律…

親は死んだ子どもの年を数える

10年前に今日の「お祝いの仕方」がわかっていたらのなら、私は病院で産むことを選択していたはずだっておもいたい。「子どもが死ぬのも運命だ」なんてことを今の私が思っていないことを、あの頃の私に知ってもらいたい。あの頃の自分を誰よりも批判している…

求めるものは?

「暖かい支援」*1というのが助産所(自宅分娩含;以下略)の代名詞のようになっています。これらの問題について、もっとストイックなまでに助産所での問題点を考えていくべきだとおもっていますが、何故か「病院だって」というような意見になりがち。それら…

助産師教育の見直しと再教育を求めます

tomさんから以前に頂いていた質問への私からの回答です。いつもならレスの流れになりますが、より多くの方にご覧いただければとおもい、記事にしました。 たびたびすみません。産婦人科で働く者です。 興味深くいつも拝見しています。元のサイトを見ました。…

緊急時なら許されているらしい、助産師による縫合

一部とはいえ、助産師の方たちが会陰切開と縫合をしたがっているというのは事実。今でのそのための研究は続いているらしく、 日本産婦人科医会が「開業助産所」での局麻使用・縫合に反対の意思表示、抗議文 「助産師の業務範囲の留意点について」 と出されて…

「助産院で縫合」の体験談が...

発信元の方では削除されてしまっている記事ですが、「日刊アメーバニュース」に赤ちゃんを産むなら助産院!? 産婦人科病院にはない魅力とは?というのがあります。助産院で出産した方の体験談として紹介されているもので “私の場合は会陰が少し裂けたのです…

読書前感想

気になる本です。 「商品の説明」に 内容(「MARC」データベースより) 自然出産志向の高まりの中で、著者自身が立ち会い調査した事例をもとに、現状の病院出産がもつ産婦を疎外した実態を明らかにする。あるべき「人間的」出産と助産師像を考察 とあって、…