求める“更なる意志表明”

ある産科医の方に助産師会にHPで意思表明をするように伝えた方が良いとご助言頂きましたので、今朝、下記の内容をFaxで送りました。

助産師会が日本テレビもしくは制作会社に抗議した旨、その内容をHPの何処でもいいから残しておいて欲しいということ、そしてそれに対しての回答も文章で明文化し、公開して頂けます様、お願い致します

電話でFaxが無事に着信していることを確認した際に、今日中に助産師会から一度お電話頂けるということで、対応して頂けると期待しています。
ちなみに、相変わらず制作会社からの連絡はないそうです。
ので、先方からの回答は残せないということで…

一応、助産師会から出されている警告文の中の

最近ニュース等で話題になっているように、全国的に、産科病棟が相次ぎ、緊急時
の患者受け入れは、非常に困難な現状があります。

に脱字があると伝えました。

連絡きたら、またご報告します。

無介助分娩からの緊急搬送

mixiで無介助分娩にてテレビ出演の当事者の方に、危険な行為だということを伝えている方たちのご意見には、私も多くを学ばせて頂いております。
個メールでくださる方のご意見には
「無介助分娩がどのように危険なのか、一般人には想像が出来ないのではないか」
というのもあり、助産師会にまずはどのように危険なのかを具体的に伝えてくれないかとお願いはしたのですが、
“正常なお産しか扱えないので、異常の話をする立場にはない”
ということで、緊急搬送を受け入れている施設にお勤めの方たちに伺うのが正しいのだなとおもっていたら、mixiに僻地の産科医さんが実態を話してくださっていました。
僻地の産科医さんにご快諾頂き、当ブログでも紹介させて頂くこととなりました。
僻地の産科医さん、有難うございます。

一つ目は、9人目の自宅出産。
お父さんも付合う予定でしたが、陣痛が早くて間に合わず、
(生めば生むほど陣痛時間は短くなります)
仕方なく小学生のお姉ちゃんが赤ちゃんを取り上げようとがんばり、
受け止めそこなったために新生児が床にしたたかに頭を打ち、
頭蓋骨骨折と脳内出血でNICUからついに出てこれなかった症例です。
そのおねえちゃんの心の傷は生涯どんなだろうと、私たちは話し合ったものです。

後のお話ですと、お風呂場のタイルの上でのことだったそうです。
ここで一つ挙がるべき問題が、【出産に子供を立ち会わせることのリスク】です。
無介助分娩の場合、最初のお子さんのときには勿論夫婦二人きりですが、二人目以降はお子さんも立ち会うわけで、これは助産院や助産師立会いの自宅出産でも“売り”にしていること。
病院でも、希望があれば姉兄の立会いを認めているところがあります。
でも、以前にこの姉兄の立会いが後に子供に悪い影響を残すこともあるという意見を目にしたこともあります。
後でまた別記事として改めますが、出産で苦しむ母親を見て、妊娠と出産を恐怖の対象としてみるようになってしまうとか、原因はそういうところにあったようにおもいます。
ここら辺も、出産をする前に上のお子さんがいる方はよくご検討された方が良いことだとおもいます。

さて本題。
このようなケースは実は、助産師を頼んでいた自宅出産の方からも聞きます。
助産師を呼んで待っていたけど間に合わず、旦那さんが子供を受け止めて無事だったけど、旦那さんは二度と自宅出産はしないと宣言したという話は実際に本人から聞いたことがあります(お子さんは幸い無事)。
「病院で産む人だって、間に合わないことはあるだろ?」
という声もありそうですが、病院に行こうとしている方…というか、医療を否定していない方であれば、上の子にタオルを広げさせて「ほら手伝って!」とする前に、救急車を呼ぶなり、分娩施設へ行こうとするはずです。
その意志、姿勢はとても大事ですよね。
仮にその意志、姿勢があってもお子さんのその後の人生に障碍が残る、最悪亡くなってしまうとなった場合でも、“最善を尽くそうとした”という気持ちがあるかないかは関わった方全ての方の後の人生をも変えることだとおもいます。
そしてこのお話の場合、生まれてきたお子さんはNICUから出てこれなかったということは、死を意味しているのだとおもいます。
お姉ちゃんが泣いてお母さんが痛みに暴れて上手く受け止められなかったという説明を後で聞いていますので、このお姉ちゃんにとって、本当に苦しい結果を強いられたとおもいます。

二つ目。こちらはもっと悲惨というよりあまりにも不勉強・不始末でした。
検診も受けず、勉強もせず、夫が臍帯を結ばずにそのまま切り、
病院に運ばれてきたときには赤ちゃんは失血死で事切れていました。

もう言葉にならない。
じゃぁどうしたら助かったのか…それを私は書きたくない。
それを「そうすりゃいいのか」と、更なる無介助分娩を産むような気がするから。
実際、そのための講演会みたいなのもやっているみたいですよね、組織的になっているみたい。
まぁ、mixiのコミュでも多くの問題発言を目にしていますから、そのような組織は実在するのだろうと容易に想像出来ます。

本当はもっとあるのですが、今日はここまでにします。
無知なだけで勉強せずに真似する方々が出てこないことを祈って、
テレビでの放映だけは中止していただきたいと思っているだけです。

私も中止して欲しいです。
でもそれは表現の自由だとか言論の自由だとか、そういう“自由”を盾にされて叶わないこととなるのでしょうが、私には理解出来ない、これらを少しでも理解しようとする方たちの言葉の中に、

「子供が無事に生まれてくることだけを祈る」

というのが全くない。
そして、子供が死んでしまうことも覚悟していると平然と言う人までいる。
冗談じゃない、自分の死を覚悟するのは勝手だが、どうして子供の死を勝手に覚悟しているのか。
子供が死んでもいいのなら、なんで妊娠するのだろう。


無介助分娩は違法ではないというのはわかっているけど、急変を装って出張助産師に連絡して、駆けつけた助産師が立ち会ったとして出生届けを円滑に出せるようにした人たちに違法性はないのか、疑問に感じることは多くある。
また、助産師会の方が言うのには「助産師が急に呼びつけられて駆けつけ(それまでは無介助分娩を強行)、そこから緊急搬送となった例に最悪な結果はないようだが…」と、実際に無介助分娩からの緊急搬送があるということ、そしてその場合の状態がいかにして最悪であるか、その犠牲を誰が払っているのかを、もっと知っていかないといけないとおもいました。
誰かが救急車を一台使えば、その分誰かがその一台の搬送の終わりを待たないといけない。
やって来た救急車がすぐに受け入れ先をみつけられるわけではない−こんなことを話しても、「だから病院には頼らないって」と言うのだろうな。

生きていればどうしたって人を頼るのに、どうしてお産だけは人に頼らずってなるんだろう。
私は琴子が畳の上で死んで、リンズを妊娠したときに病院の助産師に「帝王切開にすぐに出来るように、手術台の上で分娩できないんですか?」と質問した。
なんてバカな母親だっておもわれるかもしれないけど、多分、昔の母親達の多くがそう願ったから、病院での出産が選ばれていったんだとおもう。
「それは出来ないけど、なにかあったらすぐに手術室に搬送できますからね」
と、どの通路を通っていくのかまで説明してくれた助産師さんのあのときの申し訳なさそうな顔を思い出す。
病院で産むことが依存的だというが、子供の無事を一番に祈ることを誰が否定できるのだろう。

VK2をまだ軽視するなんて…

日本小児科学会雑誌8月号に「新生児・乳児ビタミンK欠乏症に対するビタミンK製剤投与の改訂ガイドライン」が掲載されたということを、件のお母さんに伝えたらとても喜んでいらっしゃいました。
そして、日本学術会議会長 金沢一郎東大名誉教授が

ホメオパシーは荒唐無稽

と、全面否定談話というのがありました。
これらに関しては他のブログでも既にご意見あって、私もホメオパシーは試しに購入して実際に「子供が飴玉のようにして喜ぶ」という経験しかないので、皆さんのご意見に並ぶことが多いとおもい割愛します。

しかし、こういう記事が出ると、当然のように反論もまだまだ出てきます。
気になったのは、保健師でもありホメオパスのタマゴでもあるという方のブログ…
癒しのホメオパシー生活の記事>ビタミンK2シロップ

保健師も国家資格ですよね。
この方、他の記事でも書かれているけど、予防接種にも否定的意見をしっかりとお持ちです。
ホメオパシーに出会ってからは、100%いらない!と確信されたそうです(ブログテーマ「予防接種」などから)。
ですから、しっかりとホメオパシーを信じている方だというのを理解して読みますが、VK2の訴訟についても触れていて、

助産師さんの 対応がどうだったかについては  これから 裁判で きちんと 

明らかになっていくでしょうから新聞で書かれている内容が  事実か どうかは 

現時点では 判断できません。

確かに、まだ裁判は始まったばかりで、まだ被告側からの答弁も提出されていません。
ですが、助産師の実際の言動等を聞いている私からすると、明らかになって困るのは助産師や、ホメオパシーを講演会等で推奨していた助産師会でしょう。
実際問題、医師に嘱託医をお願いして、いざというときには搬送するということで成り立とうとしている助産師が、医療を否定しているというのにも問題があるのではないでしょうか。
助産師の方たちはこの矛盾点をどうおもわれるのか。
また、保健師の仕事も助産院や助産師と多く接点を持つとおもいますので、これらの矛盾点についてご意見をお願いしたいです。

前々から 思っていたこと。



否定的な 記事を書かれている方で、

「試しに 自分で レメディ 使ってみたけど  どうだった・・・・」的な 内容が  

あまり  みられないなあと。

先にも述べましたが、使わないで批判するのは私のような科学に知識を持たない人間の場合、確かにそのように言われるとおもって、きちんと購入しました、レメディキットを。
英国王室御用達(?)のようなものでした。
緑色の方。
なるべく安く買いたかったので、直輸入みたいなので買いました。
で、使いました。
でも、うちって基本形が健康体のようで、なかなか使う場面がないんです。
1ヶ月使ってみろって言われても、無理して蜂に刺されたくないし…
でも、子供が打ち身で痛がるときとかに飲ませましたら、急激に良くなったということはなかったなぁ。
普通に冷やすこともしたので(←これもしちゃ駄目でした?!)、徐々に良くなったみたい。
「ねぇ、あの甘いのを頂戴よ!」
と、飴玉のようにせがまれることはありました。
風邪のときとかにも飲んだかなぁ…でも、別にいつも通りです。
うちもなんでも病院に行くってことはないです、家で静養していたら治る様子ならそのままでいます。
でもこの生活にレメディがなくても変わらないです。
ので、ブログ主さんが仰る

「試しに 自分で レメディ 使ってみたけど  どうだった・・・・」的な 内容が

ここにはあります。
その上で、

ビタミンK2という物質 を体の中にいれ、その物質が 出血を予防する効果があるのかということにも 

わたしは、疑問をもちますし、妊婦の妊娠中の状態、遺伝的要素・産後の母乳の状態など 

出血するということには 様々な要素がからんでくると思うのです。

は非常に問題の多い発言だとおもうのです。
私もあなたも、レメディを飲ませた子供がたまたま重篤な状態に陥っていないだけで、それは決して、レメディを飲んだからではありません。
たまたま、その程度で済んだ症状だっただけです。
しかし、VK2のシロップではなくレメディを飲ませられていた赤ちゃんは、そのせいで重篤な状態に陥り、そして亡くなってしまったのです。
その問題を前にして、裁判が終わるまで真実は分からないという発言は理解するとして、
妊婦の妊娠中の状態?
遺伝的要素?
産後の母乳の状態?

これは件のお母さんへの侮辱、こうやって【自己責任】にしていくんでしょう。


ホメオパスとしての責任というより、保健師としての責任をもって欲しいです。
これは、助産師の方たちにも言います。
その職業、肩書きをもって発言するということは、その専門職であること、専門知識を持っているということを前提とした影響力を知った上での発言ということになります。

私の想像。

「K2シロップって飲ませる必要あるの?」
保健師助産師)の人のブログで見たんだけど、妊娠中から食事に気をつけて、授乳中もVK2の入った野菜や納豆を沢山食べれば大丈夫みたいだよ。あと、そのレメディっていうのがあって、それ飲んでいたから子供は大丈夫だったって書いてあったよ。なんかね、VK2のシロップ飲まないで亡くなっちゃった赤ちゃんも、それだけが原因じゃなかったらしいよ」

「私はそんなことは言っていない!」
って仰るかもしれないけど、そういう影響を受けて誤った選択をした経験のある私からしたら、そういうことを仰っているんです。

無介助分娩、頻産婦の自宅出産の放映が見直されました

先ほど、助産師会の方から電話がありました。
日本テレビ24時間テレビ内で予定されていた無介助分娩(及び頻産婦の自宅出産)の制作会社から連絡があり、内容が見直され、出産に関する内容は放送しないことになったそうです。
あくまでも出産シーンをなくすことと、無介助分娩と頻産婦の自宅出産(助産院でもダメ)への誤解を招くような内容はなくすということです。
全く扱わなくなるということではないそうなので(私はどなたかのブログで「急遽、芸能人のカラオケ大会でもいいじゃないか」に激しく頷いています)、予定通り生放送はあるのかもしれませんが、無介助分娩の危険性と、頻産婦がハイリスクになるということを理解して判断となった経緯をおもうと、多分念入りに打ち合わせと台本を作ってくれると信じています。
助産師会の方と私で対話した結果からいうと、

無介助分娩と頻産婦の自宅出産を理想とするような内容は排除する

ということです。

尚、今回の判断に至った経緯は、大勢の方からの貴重なご意見の力だそうです!!
助産師会も同じですが、修正された内容しか目にすることは出来ませんので、推測ということでしか語れませんが、やはり当初は無介助分娩や頻産婦のハイリスクを知らないで制作していた、そのまま放送されていたらかなり困る内容だったようです。

とりあえず良かった。

今回の件でまた沢山のことを学びました。
そして無介助分娩と頻産婦のハイリスクについても、まだまだ学んでいきたいとおもいます。
また、企業にメールされたり、医師の方たちは学会に連絡されたりと、母子の安全と周産期医療の崩壊を食い止めるために動くことの大きな意味や、その姿勢からも沢山学ばせて頂きました。


ブログや個メールでご意見やご助言くださり、そして励ましてくださった皆様に感謝しております。


いろんな問題をおもうと100%安心とはいえないけど、でもそれでもとっても良かった。

追伸;
日本助産師会から出されている警告文の脱字も含め、修正をして、もっと私たちに届きやすい、目にしやすいところに表示を本日中にするということです