EBウィルスについて

『赤ちゃんはスリッパの裏をなめても平気-あなたの周りの微生物がわかる本』(堀内勲著/ダイヤモンド社)という本から、今日はEBウィルスについて。


このEBウィルスはキスをすると感染するという。

別名『キス病』『学生病』と呼ばれる不思議な感染病。

正式な病名は“伝染性単核症”で、唾液で感染する経口感染症

潜伏期間が1週間から10日ほどあり、初期症状は40度くらいの発熱、悪寒。

喉が痛んだり、リンパ節が腫れるという、とても風邪によく似た症状だそうで、この病気の更に不思議な所は、民族により、その後の症状がかわってくるそうなのです。

まぁより詳しいことは本書をお読み頂くとして、最近はこの病気になる若い女性(日本人)が増えてきているそうで、原因を“離乳期の母親の接し方”とする研究者がいるそうなのです。

何故かというと、このウィルスは全ての人が一生の間に感染するものだそうで、母親が離乳期に自分で噛んだものを子に与えていると、母から子に早いうちに感染し、免疫を備えることが出来るのだけど、離乳食をあえて作る文化になった為、母子間の感染がなくなって、成人になってからキスにより感染する人が増えたからだということなのです。

ワクチンを研究開発している方もいるそうです。


この本、タイトルとこの内容だけだとまるで育児書の一派のようだけど、しっかりとした微生物や免疫学の本でして、それでいてとっても読み易く、著者の堀内氏がユーモアのセンスのある方のようでして、一つ一つのタイトルが面白くて一気に読めます。


お産には接点のない情報ですが、掲示板内で話題に出したことから、皆さんに知って欲しいとおもってお知らせすることにしました。


ちなみに私はリンズへの離乳食にはまだ自分の咀嚼したものを与えていません。

理由は、他の意見として、虫歯も感染すると聞いたことがあるからです。

でもある人は「それは迷信みたいなもの」とも言っていました。

虫歯は私自身が嫌なので、リンズにもあまり歯医者に縁を持たせないようにしたくって、確固たる答えがないまま、一応虫歯感染説を尊重して現在に至ります。

どなたか、この件について詳しく知っている方がいましたら、是非、教えてください、真実を。