産むことだけをみつめない

今日紹介しますお話は、助産院で出産された方ではなく、A子さんのお子さんが通う施設にて出会った方たちのお話です。




A子さんのお子さんが10年ほど前に通っていた療育施設にて。

1992年から1997年生まれの、当時0歳から就学前までの子供達。

保護者同士が一緒に講習を受けるような事も多く、コミュニケートする場面が多かったことから、どのようなことから療育施設に通うようになったかを話すことが出来たそうです。

その会話の中で、そこにいらしている障害児で、助産院などで生まれた子供が、当時の出産全体における助産院での出産の割合に比べて、多い割合であったので、やはり無事生まれたとしても障害が残る可能性は、きちんとした病院よりも多いのではないかと思われたそうです。

A子さん一家は転勤に伴って、4〜5校の転校を繰り返し、その中で親しくなった保護者の方の中にも2〜3人いらしたそうです。

A子さんは福祉に関わっていたため、障害児の多くに分娩時のトラブルがあるのを知っていて、分娩の方法を選択するときに、それらのトラブルをできるだけ軽減できる方法を選択されたそうです。

A子さん自身の分娩には全くトラブルがなかったそうです。

そして、そういう理由から分娩方法を選択するのは少数派だということを残念におもわれています。


お子さんが病気の後遺症で中途障害者になった事で、障害者の保護者グループに身を置くようになられ、やはり分娩時のトラブルは怖いということも改めて思うことが多く、できるだけつらい思いをする方が増えないでほしいとも思って、このブログ宛にご連絡くださりました。


A子さんがくださったメールを読み、私たちが出産というものを考えるときに必要な内容とおもいましたので、ブログでも紹介させて頂くことにしました。

※過去にこのブログか他の方のブログか、小児科医の方の書き込みで、助産院で産まれた子供が多いというようなのを目にしました。

産み方の選択は自由だとおもいますが、その選択をする際に、子供の安全を第一に優先にして欲しいとおもいます。