赤ちゃんを亡くし…

琴子を亡くした私を救ってくれたのは、天使ママの集うサイトでの天使ママとの出会い。

あの頃の私は、起きている間の殆どを、パソコンの前で過ごし、泣きながらメールしたり、天使ママの集う掲示板を読み漁ったり、自分でも『本当に必要な母子手帳』というサイトを作ったりした。(いつか復活させたいなぁ)


琴子を亡くしたときからしばらく、悲しいのは当然のこと、とにかく不安だった。

私だけがこんな異常事態を招いてしまったのかとか、とにかく不安だった。

でも、お産というのは死と隣りあわせで、

『どうしてなのか原因が分からないのに、赤ちゃんや母親が亡くなってしまうことがある』

と最初に知ったときは、私の場合は原因がなんとなくわかりつつあったのに、

「仲間がいる」

という、不謹慎ながらにもやたらと嬉しい気持ちが生じたのも事実。

そこからだとおもう、一気に世界が広がっていくような、なんていうのかな、実の親も理解出来ない不安を共有出来る人がいるっていう喜び。

旦那も不安や悲しみがある、同士なんだけれども、男女で違うのかな、悲しみの表現の差があるためか、同じママ同士の方が愛しかった。


不安なんです。

とにかく不安です。

このままずっとこの悲しみが消えないのかな、私はこれからどうなるのかな、子供を死なせてしまうなんて、私はとんでもないことをしてしまったということや、こんな異常が起こるなんて、私はこれからどうなるのだろうかとか、とにかく現実を受け入れているようでいて受け入れられていなくて、とにかく不安でした。


「大丈夫だよ、辛いけれども、大丈夫だよ」

これからもっと寒くなるけれども、赤ちゃんを亡くしたばかりのママさんたちが日本中で一番温かい気持ちになれるように、天使ちゃんたちが目には見えないけれども、フワフワのセーターをそっと掛けてあげてくれるといいな。

そして、天国の天使ちゃんたちに、セーターを贈りたいな。

琴子に何かしてあげたいな。