助産師のエコーの問題

ちょっと前の内容になるのですが、毎日新聞の記事による

ポンコツ研究日記〜悩める産婦人科医のブログ〜

より、

2008年2月27/助産師と超音波:行政とマスコミのダブルスタンダード

を読みました。


以前にもこのブログ内にて、助産師のエコー診断はどうなのかと、色々な方からご意見を頂きました。

助産院では、普通にエコーがあります。

ないところもあります。

琴子を産んだ助産所にはありませんでした。

携帯できるエコーもあるようで、自宅出産の場合は、よく用いられているようです。


エコーで必ずしも、分娩前に全てが分かるわけではない。

でも、事前に分かる異常に対し、分娩前から処置したり、選択肢を与えられたり、覚悟したり、準備したり…聞こえてくるお話があります。

『生まれてくる子の全てを受け入れる』

というのは、自然にこだわることの真髄ではないとおもいます。

どんな結果でも、私たちは受け入れることから始まります。

助産院や自宅で産むと決断すると、妊娠中の病院での健診は、義務化されて2回が多いようです。


助産院で出産、その後にお子さんに異常があるという方が、

「先天的なものなのか、分娩中の何かが問題なのか」

ということで悩んでもいます。

エコーが全てを解決するとは言いませんが、どうやらエコー診察の時間がじっくりとはなかったようです。


何が後で自分を苦しめることになるかなんて、想像も出来ないことが多いです。

色々と話を聞いても、

「でも、大体の人が無事に済んでいるから」

の一言で、あっさりと消え去ってしまうことも多くあります。

その言葉はときには薬になるのかもしれませんが、毒になることもあるとおもいます。