その放送ちょっと待った!!の気配…

先日「無介助分娩、頻産婦の自宅出産の放映が見直されました」とお伝えしましたが、これは番組制作会社からの連絡を日本助産師会が受けて…のことで、聞いたところだと

出産シーンをなくした→無介助分娩をしていることは放送されない(更に頻産婦は助産院、自宅出産での分娩は危険が高いことから助産所業務ガイドラインによって禁止しているので、これらを視聴者に誤解させない内容となる)

と聞いていたのだけど、
『この番組に出演予定の父親の方が「番組をみれば自分達が出産で病院に駆け込むことも、病院で出産することもほぼ99%有り得ないことがわかる」というようなことを言っているよ』
というご連絡が…


一応、その内容を確認にmixiのコミュニティに行きましたら、確かにありました...
テレビをみたらわかるってことは、やっぱりそういう番組なんだろうか...
書き込みの日付は8月28日ですので、番組制作会社の意向は伝わっているのだとおもうのだけど、その意向がやっぱり間違ったままなのだろうか。

まぁ、内容を見直すということに対して心底の安心と100%の期待なんてしていませんでしたが、一気に元の気持ちに戻りましたよ。
この発言では、やっぱり自己主張はしますよって感じありますから。


だから私は言ったんですよ、某局の記者に「無介助分娩の危険(迷惑)と頻産婦がハイリスクだということを29日より前にやらないと意味がない」って。
先に刷り込まれた情報の方が、視聴者の多くは正しいっておもいこむって。
この問題をわかっていたんだから、それでも番組の放映を待つなんてことをするのは、『お祭り騒ぎの視聴率稼ぎ』でしかない。
日本テレビのことを絡めなくたって、「無介助分娩というのがプライベート出産だとかと言葉を変えて流行っているらしい」「多産は安産だとおもいがちだが、実際には助産師立会いの助産院や自宅出産でさえ取り扱ってはいけないお産だということ」を伝えることは出来たはずでしょ?

親の思想で分娩方法、施設に固執するのは胎児虐待となり得るっていうことを7年前の今日にでも知っていたら、きっと琴子は生きていたでしょう。
そしてその思想を作っているのはこういう視聴率を優先した提供者と甘い話しかしない人たちでもあり、更に「幸せな私を僻んでいるんでしょ?」としか聞けない私たちが王道を歩く限り、自分の子どもじゃないだけで、どこかで子供は同じようにして死ぬし、育てる母親も死ぬだろう。

番組を見るまではわからない、確かにわからない。
だからまだ少しだけ期待して、あの発言が制作会社の意向を理解出来ないで言っただけだと信じるように明日を待つ。