私たちがいかにして恵まれているのかを知る

イギリスとアメリカの違いくらい、私にもわかっていますのでご安心ください。ただ、同じようなカテゴリばかり増やすべきか悩んでしまって、また、まだメイさんからのお話も伺いたいことあるので、ちょっと強引にカテゴリを同じにしてみました。

Facebookで、ある産科医の方が流されたことで知りました。
アメリカ出産体験記 / 秋田赤十字病院  原 賢寿氏

医療保険に加入することの必要、重要性は聞きます。あとは私の想像ですけど、システムを作り上げていくのには合理的に、なんだかそっけないほどにとおもっていたような気がするんですが(漠然とです、追求して考えたことはない)、本当に、日本て恵まれている!!!と感じるばかりです。

日本で病院に行くと、「待ち時間が長い」とか、「先生が愛想悪い」みたいな不満にはすぐに出会えるのですよね。否、正しく言えば、家でテレビを見ているだけで、自然とそういう情報に出会える(うちはテレビを持っていないので、今現在のことはわからないです、もうそういうこともない?)。でも、待ち時間が長くても、診てくれる。そっか、診てもらうだけでもこんなにも苦労するのですね...
検査が必要だったりして、その場で結果がわからないことはあったり、検査のために長いと数ヶ月は待つとか、そういうのはあるけれども、でも、毎回が次の段階への手順となる。それがいかに大変な維持であったのか。

税金の使い方は政治家だけじゃないんですよね。夜間の救急外来のコンビニ受診も大問題、正しく使うべきことへ使ってもらえるように、私たち自身も見直して行動に移していくべきだし。

政治家や行政ばかりに責任を押しつけるのは簡単ですが、我々としても日本人らしい「小欲知足」の精神に立ち返り、国民全体が医療に対する意識改革をするべきときではないかと思っている今日この頃です。

頷くばかりです。
そして、「だから病院は必要ない」という思想に染まりつつないか。無意味な医療批判に流されていないか−琴子を産む、そして亡くしてしまうまでは「死」というものに対してただ無知で、恵まれすぎていたからこそ、想像にも現実味はなく、どうしようもなく馬鹿な頭だったけど、私は琴子の死によって、やっと社会を、現実を知ることができたような気がする。