【カンガルーケアや完全母乳等による低酸素脳症被害者の会】でのこと (1)

まとまった時間がないので、何度かに分けて先日の完全母乳育児促進の問題に参加したときの話をしたいとおもいます。

この会に協力している久保田産婦人科麻酔科医院も参加され、基調されていました。会のHP

呼吸停止に至るメカニズムを研究している

とあります。多くの参院で行われているだろう、カンガルーケアのやり方では危険だという説明にはなるほどとおもえることもありました。
久保田産婦人科麻酔科医院

をご覧いただければ、この日の内容が把握していただけるとおもいます。(サイトがフレームになっているので、直リンクはやめました)
当日の資料も、ここで使われているものでした。

完全母乳にこだわるばかりに、子どもが危険に晒されているという主張は常にある感じですが、その際に「母乳を否定しているわけではない」と、過去に誤解を受けられただろうことで、誤解ないようにしたいというのも伝わってきました。同HPでも

とありますので、それは事実だと思います。では何がいけないのか、というと、

  • カンガルーケアに注意

の中にある【7.完全母乳哺育の短所(危険性)】にその説明があります。この完全母乳育児についての問題で、久保田医師は助産師教育の問題に触れられていました。私は、ここは激しく同感致します。久保田医師は“厚労省の問題”にも、助産師たちの持つ影響力にはご意見あるようで、ここではすごく「一度、お話したい!」とおもいました。
また、カンガルーケアについても「やり方に問題があるわけで、全くやってはいけないとおもっているわけではない」というようなことも仰っていました。ただ、私個人としては、NICUで治療といっていいのかな、そういう形で用いられる分には良いとおもうのですが、正常児に対して無理に用いる必要はないとおもっているし(過去にどうしてかは当ブログでも書いている記憶があるのですが、今は探せない)、久保田医師が示す問題点が事実ならば、助産院や自宅出産でも行われているだろうカンガルーケアの方がより一層、危険なことになるので、そちらへの警鐘をもっと大きく鳴らして欲しい!とおもいます。