続・自宅出産でお子さんを亡くされたお母さんからのメッセージ

りかさんのご意見(自宅出産でお子さんを亡くされたお母さんからのメッセージ)の続きです。

昨年の8月のお産は、総合病院の産婦人科でお産をしました。主治医は男性でじ~っと私の下手の方にいて、母体とお産の進みとを観察していました。助産師が3名。一人は私の会陰保護を目的に会陰を伸ばしてくれてました。もう一人は、子の心拍を計っていました。もう一人は、生まれたら直ぐに羊水で息が詰まらない様にと、吸引の管を首にぶら下げて、監視しています。研修医の男性は右を下にした横向きの私の左足をずーっと持ってくれていました。主治医一名、助産師3名、研修医一名の贅沢なお産でした。旦那は、私の上手にいて、立ち会い分娩でした。

今回のお産で、破水がどんなものなのかを、体で知りました。陣痛が始まり、産まれてきて、その後の後産がどんなものかを、体感しました。

死産になる理由、また、死産にならざるおえなかった理由が、わかった様に思いました。

当然、一つ一つ、一人一人、のお産は異なることは、事実ですが、死産に至るお産は異常であったと、昨年のお産ではっきりしました。その異常を異常と理解出来ない、察知出来ない、当時、担当した助産師は、大変未熟者でありました。私の死産の前に取り扱ってきた(取り仕切ってきた)お産の中には、倫理や法律を無視した行為が積み重なって行われてきたと、容易く想像出来ます。

【赤ちゃんは、簡単に死なない。】
そう思っていたと思います。命に対して傲りたかぶっていたと思う。だから、クリステレルも私のお産を含めて、産まれてこなければ、当たり前に行っている口振りでしたし、私の丸6日間に及ぶお産にも、途中、嘱託医を受診させる事もなく、死産と言う形で、終わらせたのでしょう。

………仮眠も取れたんだと思う。

死産の責任の所在は、何処にあるのか?
はっきりと、死なせた事の罪、ペナルティーを科せたら良かったのか?今も、悩み、苦しみ、もがいています。

助産師としても、人としても、女性としても、子を持つ母としても、その感覚、感性は、最低だと思う。

我が子を亡くしてみてほしい。出来ないなら、想像して欲しい。絶対に「産まれても産まれなくても、どっちでも良かった」なんて、リーディングの結果であっても、言えないですよ。

亡骸にでも位牌にでも土下座して「死なせてしまって、本当に申し訳なかった。ごめんなさい」じゃないのですか?

それが、人の心だと。

マスコミや書籍に引きずられないで欲しい。
人は人。人様が出来て、貴方に出来ない事がある。逆もしかり。

病院でも、お産になにもなけれぱ母子手帳には【自然分娩】って記入されます。

どんなお産でも、安全が担保されないといけません。助産師の経験や知識、思想や方針は、安全が担保されないと思います。それは、一つ一つ、一人一人のお産が違うから。

自宅出産する前に、もう一度、考え直すきっかけになれば…そう、切に思っています。

お願いします。