「とくダネ」を見て

【足の指3本失った・・・出生直後に大やけどの男の子・・2年間の戦い】更なる戦いへのお子さんがきっかけとなり、フジテレビの朝の番組「とくダネ!」が助産院や自宅出産の危険性を問う内容ということで、私も録画して拝見しました。
番組を見られた方の中から、件の助産師が助産師会除名になっているのに開業できるのかというような感想が聞こえてきますが、そもそも、助産師会の会員でなくても開業はできるのです。ただ、助産師会に入っていれば、いろいろと情報はもらえるし(一時はホメオパシーを好意的に捉えた情報までくれていたわけですが)、各種賠償責任保険に加入できるということで、助産師会は開業助産師の方にこそ入ってくれという感じです。もちろん、病院に勤務してる助産師の方も入会されてます。入会は助産師であればできるのです。
今回の助産師の除名で一番問題なのは、最終的には思想というか経営方針とでもいうのか、助産師の間違ってるだろう意識を改善することなく、助産師会が「もう関係ないですから」という状態で対応をしていないということだと思っています。もしも仮に、どうしても除名するしかないとしても、会員であったときに生じた事故や問題には最後まで対応をするべきではないでしょうか? そうでなければ、安全対策はしてくれないに等しいわけで...あ、安全対策室は閉鎖したんでしたね。いずれにせよ、問題があってどうしようもないから除名では不誠実でしょうと、相変わらず改善とは程遠い助産師会の対応とおもいました。


問題の助産師にお子さんの父親が話し合いに出向かれたという記録の内容もありましたが、なぜ、あそこに助産師の夫がいて、発言までしてるのでしょうか。事務員か何か、あの助産所の従業員をしてるのでしょうか。病院への搬送についての重要な問いに対し、何故夫が口を挟むのか。それが違法とは言えないにしても、私には違和感を覚える光景でした。あれだけ問題発言をしていて、いざというときには「夫はただの一般人で、問題を把握していないで口だししてただけです」なんてことはないですよね?
いくら助産所は自宅と同じ建物であることが多いとはいえ、あそこまで関わるということに私は疑問を感じます。訴えられたら家族の問題! としても、部外者じゃないの? って。
是非、特定非営利活動法人日本助産評価機構(JIME)で調査してほしいです。