それ、母乳の利点?

出産後、育児に関わる方たちが最初に出会う情報、人物(思想?)によって、その後にどのような方向へ行くのかも決まってくることが多く、中には、トンデモなものもあるから、できればたくさんの情報に触れられるように、頑なな心にならないようにして欲しいです。
母乳が理想的なのはわかっているけれど、それが諸事情によっては叶わない、ということを世代の違う身内の方たち(主に、新生児の祖父母世代や親戚)にも知っておいてもらうのも必要だったり(これは帝王切開についても同じことが言えますね)。

で、今日は何が申したいかというと、『vsミルク』みたいな話の中で、「母乳ならいくらでも飲ませたって構わない」みたいなことを言われたという声がありまして、いつの時代の話? とおもった次第です。これは完全母乳を推し進める方の意見なんだろうとおもいますが、もう古いものでしょう。母乳であっても、飲ませ過ぎはよくない【母乳(ミルク)をあげすぎて苦しくて泣いていることも考えられる】というのが乳房・母乳ケアの主流の意見になっているはず。*1
なので、もしも「ミルクなの? 母乳ならいくらだって飲ませて平気なのにね」って嫌味に言ってくる方がいたら、「うわぁ〜、古い情報ですね」って教えてあげて欲しいくらいですが、まぁ、だからといって価値観の相違、漂う否定的な空気の払拭には至らないわけで...そこは悔しいところなんですけどね。

乳房・母乳ケアをしている方の中には、出せるようにと訪ねてきたママさんに、無理せずにと、ほどよいタイミングでミルクの指導をしてくれたり、ママさんやご家族へのフォローをしている方もいます。ただ、自分の商売のためにも、母乳を出すことに必死になって欲しくて過剰なことを言う方もいるのですが、意外と専門家のようでいて医療者でもないただの素人が多い分野であること*2や、自分の経験(特に、母乳を出すために必死にお金や時間を費やしたこと)を無駄にしたくないために言ってくる人が多いことだと知って、サクサクッと切り捨てていってほしいと願っております。

*1:乳房・母乳ケアの派閥にもよるのかもしれないですけどね

*2:特に、資格商売が多く絡んでいたりしますから要注意ですよ