「無許可で助産所」院長書類送検という報道 007

Twitter上の話をFacebookで知りました。

「のぞみ助産院」では「助産師見習いの学生」を「たくさん受け入れてた」そうです。どの系列の見習い学生なのかはわかりませんが…
助産師を目指す方には助産所での学習はさせず、そこへ割いていた時間を病院での学習へあてて、もっとハイリスクに触れるようにして、悲しいお産を減らすために存在していって欲しい。


また、こういうのも懸念していたのですが、もう出てきてしまった...
フェレット速報というもので流れていた記事
助産院の許可届出を確認するには?我が子を守る為にすべきこと【のぞみ助産院事件】
記事の中で、許可を得ているかどうかを産む側も確認すべきというようにしていて、それはまぁ、確かにこうなったらしておいた方が良いとおもいますが、

つまり届出の許可が下りているということは、国が定めている安全だという基準をクリアしていることになる。
確かに、届出を行われた助産院でも同じような事故が起こることもあるかもしれない。
しかし、無許可と許可が下りている助産院では事故の確率が圧倒的に低いことになる。

最後の一文が問題。確率が低いはずですが、実際にはどうでしょうか? これ、もしかしたら皮肉をこめて書かれているのかもしれませんが、人によっては「許可が得られていれば大丈夫な助産院」とおもってしまう流れを作ってしまうような気がします。許可の有無は問題ではあるけれども、実際に起こってしまった悲劇は、実は許可の有無以外の問題だったりもする。
緊急時の搬送先との提携も重要です。だがしかし、実際には違うところへ搬送されたというケースや、それこそ、搬送すらしてもらえなかったケースもあります(うちの子はそれで死んでいるわけです。親が頼んでもしてくれなかった)。

今回の助産院での母体死亡は無許可という問題があったから書類送検にもなったし、テレビでも扱ってくれたけれども、私は無許可か否かだけの問題では終えて欲しくないです。事故の内容そのものは、氷山の一角に過ぎないとおもっています。




2014.9.22にタイトルを
「無許可で助産所」院長逮捕という報道
から
「無許可で助産所」院長書類送検という報道
に改題致しました。
最初にこの“院長逮捕”というタイトルは、当時流れていた記事からコピーペーストしたものですが、正しくは書類送検となっていますので、私の方でも訂正し、タイトルを修正させていただきました。