悪い話は病院ばかりで、改善のヒントで助産所? お産トラウマを扱うNHKの番組

Iさん、ありがとうございます。動画、拝見しました。

NHKの「あさイチ」という番組内にて特集されたという「ママピンチ!“お産トラウマ”」を拝見しながら。
お産でなにかしらのトラブルなどを感じた方のご意見集めてっていうことで、再現フィルムも取り入れての内容。
まぁ、いろいろと言いたいことはわかりますが、初産で事前にお勉強ばっちりのママが、いざ陣痛が始まったら不安だらけの中で医師が放置…的な話の中で、ゲストの方がちょくちょく様子をみにこない医師が悪い、みたいに言い切っていたんですが、助産師の方が見に行っても良かっただろうし・・・って、三宅はつえ氏が! あぁ、誕生学の方だよ、ほらね、NHK。やっぱりなぁ。見る前にいただいた情報で「NHK」と「お産」とあっただけで、まさか、まさかの〜とおもったら、その通りだったかぁ。うん、これはうまく、必ずや、助産所に良い方向に持っていくよね。病院の対応で悪いことばかりリストアップしているし。ここでさ、助産所でも不満におもっている人の声をきちんと並べてよね。あるんだから、そういう声。三宅氏は知っているんだから。「事前に丁寧に説明をして欲しい」っていうのは、助産所でリスクの話はされているのか? にもね、突っ込んで欲しいですね。

帝王切開NHKが熱くなったのも、帝王切開の某氏が完全に誕生学な方になったので、一心同体状態。本当、途端にNHKでガッツリ。NHKって、染まりやすいね。

スタッフが少ないことへの努力・・・助産師の方たちが開業しないで、病院でスタッフとして働くっていうのは案としてどうでしょうかね。より多くの女性に寄り添えるし、私としては、そう望んでいますが、思想の問題があるので、ケースバイケースだったり・・・

病院で起こる問題の主は医師、ということにしている気がします(この番組に限らず)。病院は医師、助産師は助産所っていう印象を強め、助産師は病院で働くよりも病院の外で働いてこそ、としたいのではないか、とさえおもってしまいます。病院・医師の下では働きたくないとか、反医療的思想で病院に勤務しない助産師も、スタッフが少ない原因だったりするわけで。なぜ、そういう助産師が増えたのか? とか、いろいろとあるんですけどね。

途中で読まれたFax、みなさんのコメントが素晴らしいじゃないですか。
そう、本当、点数つけて笑い話にしている段階で、既にトラウマじゃないとおもいますよ…十分、乗り越えた方たちでした、最初の方たち。

で、助産院にヒントを求める、ですか…。矢島助産院ですね。
だから、病院はマンパワーが不足しているって言っているのに、マンツーマンをウリにいしている助産院にヒント求めてどうすんの? こういうところからの緊急搬送で、病院がもっと大変な状態に陥ることがあるってことは出てこないんですね。母親学級の件も、楽しいことを良いことに、中心にしちゃったら、またギャップでトラウマになっちゃうんじゃないの? なんかズレていないかなぁ。みんな、先に答えありきでトークしている感じが否めず、たまに本音言っちゃってチグハグ・・・になっている気がする。きっと、某組織運営の母親学級だのいのちのなんぞなの、依頼が多くなるための流れ作りがあるんだろうなぁ。だから、ある意味、お産トラウマというものが真実だとして、「女性には産む力がある」とかいって、お産のリスクや大変さを軽視したことにも原因があるんじゃないでしょうか。

最後に。
立ち会った子どものトラウマについてこそ、やってほしいよ。これ、助産所のウリが「家族も一緒に」なんだけど、立ち会った子どものトラウマについて、問題について語られていることは、滅多に扱われない。本当はこっちの方が大きな問題のような気もするんですけどね。旦那さんでさえ、立ち会ったせいでセックスレスになったとか、そういうのもあるというのに、旦那さんが立ち会うのがベターという流れは崩さない。どうしても、「家族が立ち会えるお産」であるべきだとしたいのだろうと、そうおもって冷ややかに見ていますが、いかがでしょうか。うまく操作されている気がしているんですけど。

見ながら書いたので、ややこしいこと言っちゃっている箇所も中途半端に次へと話が変わっていたりして、いつも通りに読みにくくてすみません。
ずっと助産所の問題について考えている私としては、もうテレビには期待していないので、こうやって助産所を売り込んでいるんだなぁとか、そういう気持ちばかりでした。なんで急に助産所の話なのか? いいとこ取りですよね、今回の扱いも。

最後の最後に・・・
病院で産んだからお産トラウマになるんだ! なんて思わないようにして欲しいです。