人をリスクに曝す権利は誰にもない

Twitter経由で「自宅出産」の記事 を読みました。読後、産む前の方にもう一度伝えたい言葉は『赤ちゃんをリスクに曝す権利はない』。

「自宅出産」と表現されていたけれども、実は、無介助分娩です。無介助分娩をした女性の町の役場の方達は、その町に分娩施設がない現状や立場からしてか、スムーズに対応をしてくれるそうです。そういえば、他にも美術系とか、自然万歳なタイプの方が移住してくる地域で、無介助分娩が増えている問題を聞いたことがあるので、「そういう方達との共存の仕方」という感じで適度な距離感で対応をされている町なのかもしれないと思ったり…。

出産を経験した女性達が集まると、妊娠や出産についての武勇伝はよく語られる。記事の女性の方はお子さんが今を元気に生きてくれているから、こうやって語れるのだ。なのに、このような語りをわざわざ大勢に読ませようと伝えていく必要があるのか? それが何よりの疑問として残る。
女性には産む場所や方法を選ぶ権利はあるが赤ちゃんをリスクに曝す権利はない
妊娠、出産にまつわる経験を武勇伝のようにしてしまうのは、それは、他人の赤ちゃんをリスクに曝すことであると、私たちが常にそう自覚するべきではないだろうか。