助産師の皆様へ
最近、助産師の方からメールを頂く機会が増え、私としては接点が増えて嬉しいのですが、きちんとお伝えしておく必要を感じることがあり、あえてこの場で伝えることにしました。
まず、私は助産院で娘を亡くしたからといって、過去に一度も『この世から助産院が無くなればいい!』なんてことは一度も言ったことはなく、また、そういう意味を含めた言葉も発したことはありません。
私が常に言っているのは、
ということです。
これは推測ではないですよね、前にも紹介したK助産院(大阪府:日本助産師会の助産所リスト参照)では前回帝王切開分娩を経膣分娩施行とトップページにあります。
また、T助産院(岡山県:日本助産師会の助産所リスト参照)のHPのQ&Aには帝王切開を経験した妊婦さんからの問いに
『前回の分娩より2年間経っていれば、自然分娩が可能だと思います』から始まり、『相談の上』ともあります。
要するに、必ず断るということはないということです。
最近、あるメーカーから送られてきたチラシに、スタッフの自己紹介欄があり、暇潰しに読んでいました。
『第二子を自宅出産した○○さん』
と、まるで肩書きです。
このメーカーには苦言を呈するつもりですが、多分、厄介払いされるだけでしょう。
しかし、このチラシを見た人たちの中にはきっと、『やっぱり究極のお産は自宅だな!』なんて、グルメや何かのこだわりかのように、安易に選択をしてしまう人もいないとは言えないですよね。
私は私の経験上、重箱の隅を突っ突きながらも、危ない橋は渡れないようにしないといけないとおもいます。
でもこれって、助産師の皆さんがしてくださったら、どれほど的確で早い作業か。
隣の晩御飯を見に行くような感覚から始めて、隣の助産院を見に行くっていうのはどうでしょうか。
そこではどのようなお産をしているのか、ハイリスクなお産の相談にはどう答えているのか、確認しあってみてはいかがでしょうか。
稚拙な案ですけどね、全く監督されていないというのも異常なことだとおもいませんか?
『ハイリスクなお産は扱ってはいけない』なんて、暗黙の了解なだけ。
扱ってはいけないって言ってはいるけど、違法だとは断定出来ない。
私が望んでいることは、見守ってもらうことではなく(嬉しいですけど)、一緒に行動をしてくれることです(もっと嬉しいです)。
一緒に行動してくれるというのは、一緒にどこかでどうだとかじゃなくて、それぞれが出来ることを実行するということです。
生意気なことを言っているかもしれませんが、姿勢としては土下座です。
どうか、宜しくお願いします。