お姉ちゃんももう高校生かぁ
昨日は琴子の16歳の誕生日でした。
生まれた日は日曜日でしたが、今年は土曜日で、なんとなく曇り空の時もあって、少し似た空気を感じつつ、家族でお墓参りに行きました。
琴子の妹と弟も大きくなりましたが、やはり、琴子がもう高校生の年なんだとおもうと、随分と大きくなったんだろうなぁって、見えない子なんですが、成長を感じる気持ちが不思議とわいてきます。
少し華やいだお花を供えて合掌。
妹と弟も思春期をそれぞれなりに迎えつつ、姉のお墓の前では素直でいてくれます。
琴子のお陰というと辛い気持ちもありますが、「お姉ちゃんがみてるよ!」と言って2人の成長には何度もその存在感を使わせてもらったり。
ありがとう、琴子。
お姉ちゃんからのお礼ということで、あまり一般的ではない儀式となりますが、我が家では姉の誕生日に妹と弟にプレゼントがあります。
以前までは何をあげても喜んでいた妹と弟ですが、今年は自分たちで何がいいかを決めさせてみました。
もちろん、予算内で。
妹はまぁその年ならではのものを。(親が選べるものじゃないから、自分で選ばせて正解!)
弟は腕時計を...それも、私が琴子からってことでと買おうとしてたものを横取りするかのように。
男女兼用のデザインとはいえ、息子の腕には大きいのですが、修学旅行で時計係りになりたいらしく、デジタルじゃない時計に慣れたいと、ずっと腕にしたまま琴子の誕生会の席へ...
もうとにかく、腕だけがおじさんのようになった息子がおかしくて、それを言ってたらその気になったにか、
「お姉ちゃんももう高校生かぁ」
と、たまに会う親戚のおじさんが久方ぶりに姪っ子を前にしたかのような...
笑いの絶えない琴子の誕生日になりました。
楽しい一日を過ごせましたが、今妊娠中の方や、これから妊娠をしたいと思っている方には私達家族が迎える昨日のような1日を共有して欲しいわけありません。
悲しくも、これは愚かな選択をした私たち夫婦がなんとかして明るく振舞ってるようなもので、無事に産めることを最優先にした選択をしていただきたいのです。
最近もツイッターで少し話しましたが、産み方は生き方ではありません。
通り過ぎていくもので、医学的なこと以外では語り継ぐものはないのではないか、と思っています。
お産の武勇伝などによって子どもの命が軽視されるような私の選んでしまった経緯を思うと、産み方に固執するのは危険だと伝えたいです。
妊娠経過が順調だから出産も順調とは限らないので、「妊娠・出産は病気じゃない」けれども、何かあったら命やその後の人生に大きな影響を及ぼすリスクの高さがあると知って、なるべくリスクのない場所、リスクが生じた時に速やかに対応してもらえるか? を是非、最重要課題にして産む場所を選んでいただきたいです。
お墓でお掃除していたら、ふと涼しい風が抜けました。
極楽からのあまり風。
琴子が近くにいてくれてると感じつつ、やっぱり一番は生きて一緒にご先祖様の御墓参りをしたかったということです。