1リットルの涙



今日まで、毎回とはいかなかったけど、ドラマの再放送を見ていました。

見る度に沢山泣いてしまい、そして、とっても考えさせられるドラマでした。

主人公に自分を、主人公の母親に自分を、家族に自分を、恋人に自分を、友達に自分を…どの立場になって考えてみても、ただ涙が流れるばかり。

ドラマの中、『わたし、結婚できる?』という言葉にうちのめされた。

最終回、最後に亡くなってしまった娘へ綴った母親の言葉が流れた。

もう号泣。

ひたすら号泣。

天国での暮らしを想い、近くにいると信じて語りかけて、そして会いたいと、笑顔を見たいと願う気持ち。

私は娘の笑顔を見ることは一度もなかったけど、娘の笑顔を見たい、会いたい。

もっと抱っこしたかった。

ドラマを見ていた私の中で、自分の気持ちがどんどんと膨れて、ドラマの声と自分の内なる声が重なってしまって、辛さが増していくばかりだった。


凄いとおもう。

著者の木藤亜也さんは凄い人間だとおもう。

こんな凄い人がいる天国に、こんな凄い人と琴子も一緒にいるんだっておもうと、ただ悲しいだけでも寂しいだけでもなくなる。


『沢山の花に囲まれて眠りたい』−琴子もそう願っていたかな?

沢山の花を棺に入れてあげたけど、気に入ってくれたかな?

答えは聞こえてこないけど、近くにいるって信じている。