自分がどこに所属しているのか

まいっちんぐさん、つかささん、ぽやさんのブログを読んで…

私が琴子を妊娠して、そして琴子が逆子になって、以来、妊娠中に手にした参考本の全ての『逆子』に関する頁には目を通したのだけど、悲しいかな、本当に目にするべき情報が扱われた本やサイトには出会えなかった。


当時、目にした情報の中に、臨月になって、実際に逆子のままでお産に至るのは2%程度とあった。

その数字は自分とは無縁だと語っているようだった。

そんなはずはないのに。

でも皆、多くの方々はどこかで「自分は大丈夫」っておもっていないかな。

どんな問題でも、大体がそうではないだろうか。

昔はやった「うちの子に限って」もあるくらいだから、それがことさら自分のことであれば、より強くおもえてしまうんじゃないだろうか。


いかに自分にはきちんとした説明をされていなかったのか、こんな貧弱な説明で、どの統計を身に置き換えるべきか、全く正しいことをされていなかったと強く感じる。


子供の死も母親(自分)の死も夫の死も、常に自分にはいつでも起こり得ることと切なくおもう。

そして、自分の死以外は有り得ないこととおもっていたい自分もいる。

琴子を出産して、そして死んでしまって、つくづく思う−『私は常に低い確率の中にも所属している』。