無資格助産行為
ここしばらく、テレビもラジオもない生活が続いています。
今日になって、やっとネットが使えるようになりました。
ちょっとばかり…否、かなり忙しくしていたので、家の外、世間を知らずに過ぎてしまっていました。
(メールをくださっている方、大変申し訳ないのですが、もう少しだけ時間をください!)
『堀病院』の看護師による内診問題、院長らが起訴猶予処分になったということで、お産事故のMLにて被害者の方のご主人の気持ち、意見を読むことが出来ました。
亡くなってしまった奥さんが、意識を失う前に傍らに寝かせたお子さんの身体を、殆ど動かないはずの手により、全身ゆっくりなぞっていったそうです。
辛くてなりません。
奥さんがどのような気持ちで子供の出産を、どれほどの信頼をもって堀病院でのお産に挑んだのか、まさか自分が死ぬとは…お産とは何なのでしょうか。
助産師が少ないとか、出産難民がどうだとかと騒ぐけど、お産の安全性は見直されているのでしょうか。
お産が出来れば、どのような病院、助産院でも存在する価値があるのでしょうか。
もし、出産難民を少なくするためには、ある程度の行為は見逃さなくてはならないのでしょうか。
先日、栃木県内に住む助産師の方と話をしました。
この方は他県出身の方で、結婚により栃木県民となり、助産師業は栃木県内では経験がないそうです。
それでも栃木県内のお産の情報は耳に入るらしく、
「栃木県内の個人病院で助産師が充足しているのは○○だけ」
と言っていました。
そこ以外は看護師も内診をしているそうです。
○○以外は全部、個人病院では。
真相はどうなのでしょうか。
助産師の数が少ない、医師、看護士との良好な関係が取り難いなど、原因は一つではないようだし、色々な意見があるでしょう。
無資格助産行為が仕方のないことだと言うのであるならば、せめて
『うちの病院では無資格助産行為あり』
と、看板に書かれるべきではないでしょうか。