西洋医学、嘱託医との関係

こうやって助産院の問題が出てくると、VK2に対しての助産師会からの見解にも書いてあるが、
“西洋医学を中心に”
と書くことによって、嘱託医がいるということも正当化に使い、最終的には嘱託医に責任がいくようになっているような気がしてならない。
もうおもうんですけどね、嘱託医はいない方が分かりやすいんじゃないですか?
嘱託医がいるってことで、助産院の問題を抱えた方は責任をそっちにすり替えられてしまう傾向がよくあるようにおもうんです。
純粋に助産師の責任を問いたいのに、どの段階であれ、搬送したということで、搬送先の問題になってしまったり。
嘱託医がいなければ、西洋医学を基にしたインフォームド・コンセントがあったかなかったかは明確になる。
今回の訴訟の件でも、もしかしたら助産師の嘱託医が何処までその事実を把握していたかが問題になってくるかもしれない。
でも助産院もしくは自宅での助産師との話は割けられる時間の量からしてどうしたって濃厚で、嘱託医の健診での説明は“助産院できちんとされている”という前提で端折られていることもあるんじゃないでしょうか。
だったら、最初から全責任を開業助産師が持つようにした方がいい。
医療を否定している人たちが嘱託医を持つなんて、そんな矛盾があるから、医者よりも発言力が強くなり、産む側も助産師に過剰なまでの信頼を持ってしまうのではないだろうか。

もっと助産院や自宅出産をシンプルにしてあげた方がいいのではないかと、乱暴な意見とおもわれるかもしれないけど、そうつくづくおもっております。