助産師を守る人は何を守りたいのか

引っ越しのご挨拶にコメントくださった皆さん、有難うございます。
過去に頂いたコメントの紹介を許可してくださった方にも御礼申し上げます。
「じゃぁ早速!」
としたいところなんですが、これがなかなか時間が得られなくて、すぐに出来ないことが申し訳ないのですが、出来るときにやれるだけやる!とおもっております。

今回圧力をかけてきた方というのは、VK2訴訟に直接関わりのある方ではないとおもいます。
私がブログで問題のある行為をしているのではないかと指摘したカリスマとよばれている助産師と親交のある方で、この助産師に大変お世話になったそうです。
でもこの方個人ではなく、“関係者間で”名誉棄損ではないか、営業妨害じゃないかと話し合っているそうですから、子供の命や母子の安全よりも名誉とお金の方が大事な集まりなんだなっておもいました。

私のブログで過去に紹介した内容は、事情をよく知らない方が見聞きしたことを私の都合よく解釈して部分的に切り取って書いているっていうんですけど、そういわれないために魚拓までとって紹介していたんです。
助産師が助産院、自宅出産という密室、医療から離れた場で何をしているのか、嘱託医がいないと開業出来ないという条件で請け負うお産で、実際には医療からどんどんと離れようとしている事実を助産院や自宅出産を選択した方達が危険な行為になっているということを気付かないまま、素晴らしいことだとおもってブログで紹介したりしているのです。
事情を知らないというのは、実際に助産院や自宅出産をした方たちが“危険な行為だったからネットで話してはいけない”としたかったわけですかね、どうやってもまともな解釈に至れない私がいます。


あと、ホメオパシー助産師会を名指しで批判しているっていうのですが、更にホメオパシーは国が導入に向けているもだから批判しちゃいけないんじゃないかっていうんですよ。
あの〜、仮に国が認めていたとして、だからって批判しちゃいけないっていうのは……言論の自由ってもうなくなったんだっけ? 浦島太郎は私かもしれないとびっくりしました。

あとも定番メニューです。
私のブログでは私に都合の悪い、不利益な発言は削除等していて、そこが一番の問題だって書いてありました。
こちらこそ、名誉棄損だわ〜とおもいました。
私は批判があったからって削除したことは記憶にないんですが、削除した内容を思い返すと(お蔭でちょっとした思い出旅行が出来た気分です)、私のブログにコメントくださる方達のハンドルネームを使って誹謗中傷をしたものや、書き込んだ方からの削除申請に同意できるときであって、他者からの申請での削除はせずにいます。
いずれにしても、助産院や自宅出産での出来事は、一切語ってはいけないというのではなく、マスコミが賛美してくれることは万々歳だけど、批判や危険な行為ではないかという警鐘は一切語ってはならないのではないかと仰っているようにしか、私にはそうとしかおもえない内容でした。
私がコメントの操作をしているとおもわれたくないので、本当でしたら移転に伴ってきちんとコメントも一緒に出来たらよかったのですが、はてなではそれが出来ないらしく…どなたかご存知の方いらしたら、是非教えてください!
『管理人のみ閲覧』が出来ない分、メールが送れるようになっています。
※事故のご報告も、メールでどうぞお聞かせください


助産院や自宅出産で子供が死んでいるのは事実です。
母体に傷がついているのも事実です。
お子さんが脳死状態になっている、植物人間だというご報告も事実にあります。
これらご報告くださった方達は皆、『助産院や自宅出産を安易に選択してしまったことの後悔と反省』を毎日されているのです。
私も同じです。
助産院や自宅出産で無事な結果しかご存じない方からしたら、私たちの鳴らす警鐘はきっと鬱陶しいだけのお話でしょう、今までは人から「凄いね」と言われるだけだったのに、そこに一石を投じられたら頭にきちゃうのかもしれませんけど、そういう次元の問題ではない。
これは助産師の方達自身が自覚しているべきことではないかとおもいます。

私が弁護士にはじめて相談した日に「これは医療事故です」と言われたのです。
今回の助産師の世話になった方も書いているように、もしも本当に助産院や自宅出産が産科医不足や産科崩壊の問題に歯止めを利かす役割があるというのなら、この程度の批判や警鐘はあって当然だし、もっと厳しく監督、管理されるべきです。
保健所が自宅出産の衛生上の問題を“管轄外だ”とはっきりと突っぱねてしまっていることからしても、本当に産科崩壊の歯止めとして機能することが出来るのか、私にはかなり疑問です。
病院で衛生上の問題や決まりごとを無視していたら、一体どうなりますか?
助産院や自宅出産だって、病院と同じ医療事故なんです。
自分が世話になったからということだけで、何をしてもいいってことはないんです。
助産師は、国家資格をもって、その権利の元で開業しているのです。

まぁ、なんだかんだいっても、こうやって妨害は為せた訳ですから、それなりに喜ばれているのではないでしょうか。
事実、胎盤を食べる行為がどういう問題を含んでいるのかを調べるのに用意していた時間をブログ転居にごっそりと使わないといけなくなったし、今日の記事だって、昔むかしの胎盤の扱いを書いている本に、胎盤を食べたという話の記述が全くないということを書きたかったのだけど、それは後回しにしなくちゃだったし。

私は助産師を現状のままに守りたいと仰る方にも疑問を抱くばかりです。
また、今回の圧力を当の助産師の方達はどうおもわれるのかも。