命の誕生に必要なのは何? 続き

先日の命の誕生に必要なのは何?で書いたサロンの内容を厚労省日本助産師会と、そして広尾の日本赤十字社医療センターに通報しました。
厚労省は違法性がないので、処置はなしということです。特に問題視する感じもありませんでした。
日本助産師会は…まずこのホメオパスである日本赤十字社医療センター勤務の井波千穂子氏が会員なのかが分からないということで、それによっては対応は変わるのでしょうかというような私の質問に「そうですね…」と、電話に出られた方。確実にいえるのは、安全対策室の方たちに伝えるということでした。私としては助産師として問題のある行動だし、誤解を招くことになるのではないか?と疑問をぶつけました。助産師会は平成22年9月7日に報道関係者各位として発した【「ホメオパシー」に関する調査結果の公表について】の中で、

本会としては、助産師がホメオパシーを医療に代わるものとして使用したり、勧めたりすること
のないよう、継続的な指導や研修を実施し、会員への周知徹底を図ります。

としています。井波氏が会員でない可能性もあるので、会員でないときには問題扱いしないこともあるのかもしれません。まぁでもここは助産師会の神谷理事も提携している病院であったとおもわれますので、全く関係ないと言い切ることも問題とおもいます。
共に、先日の無介助分娩のツアーについて(無介助分娩の浸透)も質問しました。これについては以降、一切のご連絡をいただいていませんでしたので、「どうなりましたか?」という感じです。すると、これは「個人のすることに口出し出来ない」ということで、安全対策室がそう結論を出したというのです。おかしいですね。無介助分娩の講演などがあると知ったときには、注意に駆けつけるようにしていると直接聞いていたのですが…何故か今回は「個人のしていることにまでは…」だそうです。おかしい。ツアーではお金もとっていますしね、もしも私の家に急に知人がやってきて、「私たち夫婦だけで産んだのよ!」と話をしていったのですが…という相談に対してのご回答ならばまだ分かります。しかし、“ツアー”としてお金までとって、宣伝しているその内容は、明らかに個人がやっている勝手よりも上の、自分のやっていることを人に伝えて影響を与えたいというもので、個人の域にはもうないとおもいます。
先のサロンの話もそうですが、宣伝内容に問題があれば、ましてやそれが人命に関わることならば、更に更に、既に無介助分娩は危険な行為だからやめてくれと警告を発していることなのだから、対応をするべきではなかったのか?とおもい、矛盾がある対応でおかしいと伝えましたし、もう一度考え直して欲しいとも伝えました。
どのことへの回答も、私に直接連絡くださるのが難儀であればそれで結構、但し、どのことも会のHPにしっかりと意見を表明するべきことではないかと伝えました。井波氏がもしも会員でなかったとしても、一般人は正しい情報を知るべきなんですから、ホメオパシーが出産の場に持ち込まれることを助産師会は一度、そう表明していることとリンクして、世に警鐘を鳴らすべきです。そして、無介助分娩のツアーにへの対応も、もしも個人のすることとして放置するというのならば、助産師会が問題にする無介助分娩の定義を教えていただきたいし、通報への回答としても表示して欲しい。これも伝えました。
次は広尾の日本赤十字社医療センターへ。ここでは看護部の方が電話に出られ、話をしましたが、ちょっとそわそわした感じで、仕事で忙しいこともあったのかもしれませんね。井波氏は間違いなく、この病院に勤務しているそうです。ホメオパシー、補助医療についての注意、忠告はしっかりとしてあって、今回井波氏がこのようなサロンに関わることを知らなかったらしく…本人に直接きちんと詳細を聞き、対応を考えるということでした。