一番嬉しかったお年玉

今年も今日でお終い。
今年も残念にも、事故の報告、お子さんが亡くなったお話がありました。一部とはいえ、助産師の暴走にブレーキがきかないように感じていますし、無介助分娩をテレビが好意的に扱おうとしたり、朝日新聞では紙面に載せてしまったり、VKシロップ提訴、和解があり、そこから感じる問題もありますし、2003年から7年経ち、琴子の存在が天国にあることに慣れたけど、改善すると約束した助産師会が助産医目指した行動にばかりで、悪化してるような気がするばかりです。これでは「助産院は安全?」という疑問は膨らむばかりも仕方が無い。

年末年始は今年天使ちゃんになったご夫婦にはとても辛い日々ではないかとおもいます。私は年末年始の賑わいは惨めで、辛かった。テレビもお祝いモード全開で、それは仕方無いことだとわかってるんだけど、途方に暮れる自分が余計に惨めでした。
実家にも帰らずに家にこもっていたら、私の実家から荷物が届きました。年始にと、食材が入っていたのです。正直なところ、実の親からさえ心無いことを言われることの多いのが死産でもありましたから、荷物を貰うのも拒否したいくらいでしたが、いきなり届いた箱を開けたら、一番上に
“琴子ちゃんへ おじいちゃん、おばあちゃんより”
と書いてあるお年玉袋。
言葉では傷付けられてばかりで嫌だったけど、とっても嬉しかったです。
勿論、号泣しましたし、感謝もしました。私の人生の中で、一番嬉しかった、大切なお年玉になりました。

もしもお近くで、お友達やご親戚の方で今年お子さんを亡くされた方がいらして、どう接したらいいのかと悩まれる方は、お年玉をご用意なさってはどうでしょうか。天使ママにとっては最高の出来事になるとおもいます。戸籍に載せられないお子さんの死であったとしても、親と子には変わりないし、無事生きていられたら貰っていただろうなと寂しくもあるけど、でもその存在を認めてもらえるのはとっても嬉しいのです。
お節介な私ですが…

今年も一年、有難うございました。
来年もよろしくお願いいたします。