『踊る産科女医』

LUPOさん原案・監修の『踊る産科女医』を読みました。マンガ家の吉川景都氏が助手となって、性教育として、妊娠・出産に必要な情報をコミカルにしつつ、しっかりと教えてくださる内容でした。

  • 出産には危険が伴います!!
  • 下から産みたい!? 帝王切開について

などでは自然出産に魅了されがちな私たちにしっかりとご意見くださっています(基本的にどの問題、テーマにもしっかり、はっきりで気持ちいいです)。そして、出生前診断についても。
更に、妊娠出産では避けられないこともある、子供を亡くすということもきちんと描いてくださっています。

それにしても、稀なんでしょうけど、色々な人柄があるのだなぁと、随所にちりばめられたトンデモない患者話にも興味を抱きながら、あっという間に読み終えました。
「子供の性教育に使いたい」と仰っていた方達が数名いらっしゃいまして、私もそうおもいました。「セックスに避妊が必要だとは…」というような妊娠してしまった女子高校生の話も少しだけありましたけど、それに激しく驚きながら(私が学生の頃は、まだ“不純異性行為”という言い方されていて、たまに「妊娠しちゃった!」っていう人の話は流れてきたけど、「セックスしたら子供出来ちゃうから、避妊しなくちゃ」の方が身近な情報だったように思い出すのですが…)、実際に病院に子供を連れて行ってこんな風に気さくに話をして頂くことは難しいので、私もリンズが必要な年頃になったら読ませようとおもいます。
それまでに是非、もっともっと必要な情報をと、続編も希望しています。