なぜ、そこに「虐待」を絡めたのか?

NHKの今朝の「おはよう日本」という番組内で
「命見つめる写真」
というのを放映したそうです。残念にも私は拝見できませんでしたが、

番組の内容をテキストと画像で紹介してくれているのがあったので、内容を知ることができました。
命見つめる写真のテキストと画像

「生まれたばかりの子どもの写真」を撮影し続けてきたものを写真展で展示している、というだけではなくて、撮影してきた助産師、助産院を紹介する内容にもなっています。
ここまでは良いとして、なぜ紹介と締めくくりに「虐待」が入ってくるのか? 非常に疑問です。まるで助産院で産むことが家族の絆を深めること、虐待防止にもつながることと感じさせたいのだろうとおもえる内容でした(テキストと画像だけですが)。
何かを見て虐待を思い出すのは個人それぞれのことであるから、思い出すことは否定しませんが、違和感あるテキストと画像の流れ。
虐待している親=病院出産っていうわけではなないのに。

「出産を思い出すことで虐待を防げるのではないか?」と考えるのであるならば、病院でも記念写真を撮ってくれるところは多いし、NHKは今回、虐待について考えたかったのか写真展を紹介したかったのか、うまい関係のようでいて、実はミスマッチだと気が付いてくれないだろうか。強引に話をつなげたっていう感じがするのは、テキストと画像だけだから? 番組を見た方たちは違和感なかったのかなぁ。見られなくて残念。

「虐待」という問題について考えるのならば、特に、それを出産時に関連させるのであるならば、「胎児虐待」についても関係していてって欲しいものだな。


助産院で出産して写真撮っておいて、それを思い出せば虐待はなくなる」わけではないし、触れなくても良い問題にわざわざ持って行って写真展に付加価値を与えたって感じです。
こういうの、やめて欲しいです。