密着!新生児救命病院24時

いきなりですが、番組名が『密着!新生児救命病院24時』なのに、自宅出産とかが出てくるとは予想外でした。


番組を事前に知らなかったので、夕食後の片付けをしていたら、

「“赤ちゃんを救え”の番組をやっているよ」

と言われ、急いで片付けを終え、テレビに向かった。

だから、番組は途中から拝見。

※我が家では、琴子が病院へ搬送されていたら、きっとお世話になっていただろうということで、優先的に見るようになっている


うちは今時珍しい方に入るのかな、テレビの画像がとっても悪く、砂嵐がカラーになった…という感じで、それなりに見られるのだけど、今日は我が町は風も強く、突風が吹く度に画像が更に荒れてしまった。

だから、小さな赤ちゃんが治療を受けている場面などでは、一体何がどうなっているのか分からないこともよくあった。

それなりに一生懸命に目を凝らし、家の中のうるさい音に負けないように、必死に耳も集中して見るようにしていたのだけど、どうしでだろう、途中からどんどんと気持ちが冷めていった。

国際結婚をした夫婦が、第二子は自宅出産で…って、“小さな命を救え”って、電波障害の中でも、かろうじてでもそう見えていたはずのテロップ、もしや自宅出産でのお産での事故? なんてことを取り扱うことはさすがになく、自宅出産を素晴らしいと言うかのような突然の内容。

産婦は予定日1週間前に風邪をひいてしまい、ちょっと心配な顔つきで、それでも『病院への搬送は嫌だから』と言っていたけど、新生児科と産科は科が違うとはいえ、てっきり頑張っているお医者さんや医療従事者の方を応援する番組なのかとおもったら、そんなコメントまで…個人的に言ってしまっていても仕方のないことだとはおもうけど、どうしてあの番組内であの内容の自宅出産を扱うのか、それすらがまずわからない(出来ちゃった結婚も同様だったけど…)。

臍の緒を切ったのも旦那さんだった。

実は、私は家族が臍の緒を切ることを問題だとは知らなかった。

友人の中には、助産院での出産で夫が切った、お兄ちゃんが切ったと複数人いたので、簡単に考えていて、リンズのときに病院側に提出する『バースプラン』に“もし何かあるよだったら、迷わずに帝王切開にして欲しい”というようなことと、他に…とおもって、『可能なら臍の緒を主人に切って欲しい』と書いた。

旦那は琴子のときに、あの最中にも切っていたので(決して明るい気持ちではなくて)、旦那自身は『もうやりたくない』って言っていたのだけど、書くだけ書いておこうというだけで、まさか×な行為だとはおもいもよらなかった。

また、提出した際にも、受け取った助産師さんがそれを見ながら確認してくる中、

「臍の緒を切るってことですが、もし緊急の事態の場合は…」

と言ったので、当然のこと、全ては子供の命優先でと付け加えた。

※バースプランの紙を貰った際に、どんなことを書けば良いのかを聞いたら、回答の中に『臍の緒を家族が切る』ということがあったので、この助産師の方の個人的な解釈ではないはずです

いつだったかな、参加しているML内でも臍の緒を切るのは医療行為云々とあり、初めて知った。

その後、このブログ内でも同様の意見をいくつか頂いたこともあり、こんなにも認識が違うのかと驚いたりしている。

今日の番組内で、臍の緒を旦那さんが切るのを堂々と流していたのだから、制作会社もこの認識はないのだろう。

あと、エコーもやっていましたね。

色々なことを知れば知るほどに、いかにテレビ局も無知なのかを教えられる。

これらがもし、内診問題のように公の問題となれば、当然、テレビ局、制作会社もこれらの場面は放映しないのだろうし…。



番組の制作内容、趣旨に大きな偏りや矛盾を感じたのは、私だけなのだろうか…