桜ママさんの話を読んで考える。

桜ママさんのお話は、当ブログ内

『「救急搬送人件費」と「新生児搬送車代」 その2』

も併せてご覧頂きたいです。

不思議ちゃんさんがコメントをくださっています(下記参照)。

『子宮内反症というのは、なかなか上手く表現できませんが、子宮の頭側が子宮口から出てきてしまった状態です。靴下に例えてみると、靴下のつま先が裏返しになって出てきた状態です。想像できますでしょうか?

胎盤を出す段階で、無理に胎盤を剥がそうとした場合に起こることが知られています。胎盤についた臍帯を引っ張りながら、ぎゅうぎゅうとお腹(子宮底)を押して無理に胎盤を剥がそうとしたなら起こって当然でしょう。こうなってしまうと出血が止まりません。速やかに修復しないと出血多量で凝固障害を起こし死亡してしまいます。また、子宮も血流障害を起こし、壊死してしまう可能性があります。教科書的には児娩出後、30分までは胎盤がはがれなくても正常範囲内です。ですから、まともな教育を受けた助産師、産科医であれば、あせらないで待つはずです。少なくともお腹をぎゅうぎゅう押して、押し出そうとする馬鹿はいないでしょう。これは禁忌です。

30分待っても、どうしても剥がれないのであれば癒着胎盤の可能性を考え、麻酔管理を行える状態(手術室)、もしくは、それに準じた状態での剥離を試みるでしょう。もちろん、点滴ルートの確保がしてあることは言うまでもありません。

少なくとも、胎盤が剥がれない段階で搬送すべきでした。判断ミスです。』●子宮内反症


私は本当に何も知らないんだなぁと、自分の相変わらずの無知っプリに呆れつつも、こうやって学ばして貰えることに感謝しています。

でも、この無知な私は決して珍しい生き物ではありません。

妊婦さんの大勢が、私程度の知識レベルではないでしょうか。

私が琴子を産むまでの間に「子宮内反症」や「胎盤剥離」、「臍帯巻絡」その他多くのお産の危険を会話上に表した人は一人もいません。

帝王切開」は言葉だけでならありましたが、具体的にはどんな理由でそうなるのかねなんて、あってもおかしくないくらいの素朴な疑問すらなかった。

琴子が逆子になってから「帝王切開」という言葉に色が多少は着いたけど、産後にもある母体の危険性を知るまでは至らなかった。

これは特別な話ではないとおもいます。


桜ママさんの助産師の症状説明と、「子宮内反症」についての不思議ちゃんの説明が正しいとしたら、助産師がお腹を押したことは間違った処置になりますよね。

危険を助産師自らが招いたことになる。

この助産師が「子宮内反症」に対してどのように学んでいるのか、疑問です。

この助産師は今でも「私が子宮内反症をみつけてあげたのよ」と、救急車を呼びながらお腹を押しているのかもしれない。

今回の桜ママさんからの文面にはなかったけど、その前にくれていた中から感じるに、どうやら搬送要請の多い助産院らしいです。

たまたまなのか、判断が悪いのか。


私もなかなかお産が進まず、「一度、帰りたい」と言ったら、周囲を車で走ったり、温泉につかったりしてお産が早くくるようにしなと言われました。

先日のNHKの『仕事の流儀』で登場していた助産師も、お腹の子が大きめだから、予定日までお腹で育てるより、37週が過ぎたらなるべく早く出せるようにしようと、色々な体操などを教えていたけど、これは“自然に逆らう”ではないのか。

“知恵”ということで許されるのか。

『生まれてくる時を、子供が決める』

とかって、よく自然万歳系ではそう言うのですが、結局、親の都合にしてしまっているようにおもいます。


自分の受けていた産婦さんが病院のお世話になりながら、その病院内で病院の悪口を言う。

職業というより、人柄の問題だとはおもいますが、病院の悪口を言う助産師には私も出会ったことがありますから、やっぱりこういう性質があるんだなっておもってしまいます。

そして、産婦側への責任転嫁。


桜ママさんは今、出産でのこれらの経験を活かせるように、また、お子さんのこれからのためにも、看護師になるための勉強をされています。

無知を極めている私とは違って凄いなぁとおもいます。

(この点での私への批判は甘んじてお受けしますが、以心伝心にてお済ませください)