搬送の難しさ

どこからの情報かなどは伏せますが、会社勤め中の妊婦さん(妊娠中期)が帰宅中に突然の腹痛におそわれ、救急車に乗ったままで2時間、搬送先がみつからず、お腹の中の赤ちゃんは亡くなってしまったそうです。

かかりつけ医は勤め先とは県境を越えるそうで、救急隊にかかりつけ医への搬送をお願いしたそうですが、それが出来ないと言われたようです。

(救急車を呼んだ場所はまだ、県境を越えたところだった)


確実に、私たちの当たり前とおもっていたものが崩壊しているんだとおもいました。

当たり前とおもっていた私たちにも問題があるんだとおもいます。

こういうことを教えてくれるのがとっても小さな命だということが辛くてたまらないのですが、その命を無駄にしないために、搬送がどれほど難しいことなのか、身近な人たちとどんどん対話していくべきだし、もしも近くに妊娠している人がいるときには、問題がない(今回の方も、亡くなってしまった胎児ちゃんには問題がみつからないそうです)と安心していても、遠出を控えること(かかりつけ医が近いからって、必ずしも全てが円滑にいくとは限らないことも同時に)などを話していきたいとおもいました。

※誤解しないでください、妊娠後の仕事の選択はそれぞれの生活・家庭の問題だとおもいますので、それについての是非を問うつもりはありません


助産院や自宅出産を選択した方も、もう一度よく考えてみてください。

助産院からの搬送だ、助産師からの要請だということで優先されることはないとおもいます。

嘱託医が手術や緊急搬送にきちんと対応しているのか、よくよく確認してみてください。


今日のお話の天使ちゃんのご冥福をお祈りし、天使ママさんの日々が少しでも過ごしやすくあることをお祈りしています。