夏の終わりへ

早いなぁ、あれから6年。
でもまだまだ6年。
この先の人生の方が長く−でもこの日々にも慣れ、当たり前にもなったわけで、夏の終わりが近付くと、琴子の年を一つ増やす。

寂しいとか悲しいとかという感情にも色があって、きっと最初はどの感情も真っ黒で、嬉しいとおもえるようなことがすぐにあっても、黒という強い色にすぐに戻っていこうとする。
そういう日々が少しずつ薬にもなって、真っ黒にはならなくなって、色々な色がつくようになった。
悲しいけど、寂しいけど、色は明るいような気がしたり、こういう不思議な感情になるなんて、直後の私には想像が出来なかった。

琴子が死んだ直後に、同じように子供を亡くした人が一杯私を助けてくれた。
一人じゃないっておもえることが救いだった。

このブログでご意見くださる皆さんからも、たくさん救ってもらっています。
琴子がいない寂しさは、色々なことで埋めてもらっています。
有難うございます。