助産師教育の見直しを!

たまごさん(この4月からは本当はたまごではなくなったそうです、おめでとうございます)からのコメントを紹介させていただきます。たまごさん、ありがとうございます。

以前ホメオパシーの話題の時に書き込みをさせていただいたものです。当時はまだ助産師学生でしたが、この春助産師として働きはじめました。
臨床に戻ってみて、やはり、お産はいかに安全であるかが重要かという事を実感しています。
大切なのは、母子の命です。そして、それを守るために必要な医学的知識、技術を私はこれからたくさん身につけなきゃいけないと痛感しています。

私の通った助産師学校では、どちらかというと医学的知識とか根拠というよりは(勿論それらもしっかり学びましたが)、代替医療や自然なお産などを大切にする?ような授業が多かった気がします。
きっと講師に開業助産師が多かったからかなぁ、と感じています。ある開業助産師は、私達学生に、助産師は神に選ばれた人間がなるんだと言いました。
私は、ア然となりましたが、陶酔する様な目をする学生もいました。
母乳育児にこだわり、ミルクを足すなんて助産師のすることじゃないと言う学生がいました。
学校で、母乳が唯一の栄養だと習うからです。
助産師の教育、見直す必要があると私は感じています。因みに、縫合の授業ありました。さらっとですけど、実技もありました。

医師のshy1221さん>助産師を目指す人たちから拝借しまして、

私も、単年度の助産科で何コマか教えているが、「宗教」ではなくなるべく「医学」を教えるようにしている。妊婦さんに寄り添う、のは医師には足りない部分で助産師さんに頑張って欲しいところだが、「寄り添うけど医学は知らない」くらいなら、「寄り添わないけど医学は知ってる」の方がマシだと考えるからだ。医学も知ってて妊婦さんに寄り添える助産師さんになって欲しいと常々語っている。

そしてふぃっしゅさんの

助産師自身が産み方や育て方にこだわりを持ちすぎると、相手の力を発揮させられないこともあるということもどこか心に留めておいてくださるとうれしいです。

と、寄り添うのが強要、勧誘になっている現実の問題を痛感します。私自身、多分、無事に琴子が生きていたら、問題に気が付くことが出来なくて、「でもさ、いいんだよ、助産院とか自宅で産んだ方がいいんだよ」と、根拠が「いいらしい」だけで突き進んでしまっていたかもしれません。また、今でもこういう方面を好きな方との交流が完全に遮断出来ているわけではないので、このような話は聞こえてくるし、私が避けているだけで、ガンガン続行中です。でも私の場合は、あくまでも無資格者同士の、いわゆる素人の井戸端会議程度の話なんですが(それにも問題はあるわけですが)、『プロ=“助産師という国家資格を持つ方”』がその立場で言っていること、指導、教育しているということが特に問題です。これですもん、新しく助産師になる方が最初から「独立希望」が多いのも、病院に疑問を抱きながら卒業してくるっていうのも当然となりますよね。強引な勧誘は寄り添いだとはおもえない。最悪なのは、それで子供が死んだら、すごい勢いで「排除」の目線。誰もそこで「助産院、助産師の判断の問題」を追及してきません。

たまごさん、「ある開業助産師は、私達学生に、助産師は神に選ばれた人間がなるんだと言いました。」これ、凄いですね。年齢はいくつぐらいの方だったのでしょうか(なんだか知りたい、本当はどこの人かも知りたいけど、無理でしょうから、せめて年齢だけでも)。以前からたまごさんの通われている学校が怪しい方向だっていうのは伺っていましたが、たまごさんが洗脳されずにご卒業されたのが不思議なほどです。

私も助産師の教育、見直す必要があると私は感じています。