「子どものために真剣に考えている証」

予防接種を「打つ方がよくない(危ない)」と一度言われると、気にするなと言われても気にしてしまう人の方が多いのは事実だろうし、医学的なことは結局はあまりよくわかっていないから、簡単に信じ込めちゃうんです。「だから無知は...」と言う冷たい視線があるからか、余計に頑ななまでに一度危険と信じると、「危険とおもえないあなたこそ、危険な存在」となってしまうんでしょうね。以前から申していますように、一般的には「医療を否定的にとらえる」意見の方が圧倒的に多く世に存在していますから、多分、着々と医療不信の感情が植え付けられているところへ、予防接種否定派の意見がくると、「子どものために真剣に考えている証」かのように、信じていけちゃうんだと思います。私自身、そういうところがありましたから、まぁ100%の話としては言いませんが、同様に感じられる“元信者”の方はいらっしゃるのではないでしょうか。現役の方にはまた否定していただくことになるかとはおもいますが。

感染症診療の原則助産師、保健師と予防接種

知識のある保健師さんでも、上司から「定期接種以外は積極的に説明しないように」と言われてしまっている人もいるそうです。
(こういったスタンスは公衆衛生学会などの流れなんでしょうか?)

全くのど素人の意見ですが、以前に行政側に居た方とお話ししていて、そこでチラッと言われていたのが、「副作用が出た場合のために」というようなこと。定期接種以外は国が補償し難い(したくない)からというような意味に聞こえました。

さて。どこからアプローチをしたらいいのか。医学生のみなさんもぜひ考えてください。

医学を義務教育の中で授業にして、早くから私たち“一般人”にも今よりもわかるようにして欲しいです。性教育という捉え方での授業ではなくというか、こういうことこそが、本当は求められている授業のようにおもいます。

上記の『感染症診療の原則』M.AOKIさんがブログ内でご紹介されている

「子供の病気に関しては、予防接種や薬をむやみに使わずに、自然に感染し、自然に経過させることが一番の基本だと考えています」
こちら

のカンガエルーネットの“こだわり育児”という言葉が私的にはキーワードにおもえます。


どうも、

  • 病院で産む>ろくに勉強もせずに、日ごろから依存的な女性が選択する安易な分娩
  • 予防接種を打つ>言われるがままに疑問におもう力もなく、流されるだけの親

という声が聞こえて(見えて)くるような気がします。(ちなみに、これは上記のカンガルーネットへの感想ではなく、妊娠、出産、育児で『こだわる』と発言する女性の多くと出会って語った経験からの感想です)
元々、きちんとした情報が得られていないところに聞こえてきますので、場合によっては深く考えているような感覚・錯覚ではまっていき、実はある一つの意見に依存してしまって流されてしまっているのは自分だと気付けないような気もします。

アレルギーを持つお子さんの場合などで事情がさまざまにありますから、打てない事情で悩んでいるお母さんも存じています、だからこそ、信頼できる医師、主治医の方に出会えるようにって願っています。
でもなぁ、あんまりにも病院、医療を否定している助産師の方が開業しているケースが多いから、結構難しいんですよね。

やっぱり、義務教育への医療の授業の導入を必要におもい、そう願うばかりです。