中日新聞の記事「自宅出産の男児 搬送病院で死亡」

自宅出産の男児 搬送病院で死亡 (中日新聞/つなごう医療/魚拓

目立った外傷なし 脳に小さな出血

 7日午前2時40分ごろ、愛知県安城市の病院から「昨夜搬送された生後5日の男児が死亡した」と安城署に通報があった。

 署によると、死亡したのは安城市の無職の男性(43)の次男で、3日の昼ごろに無職の妻(29)が自宅の風呂場で出産した。6日午後11時40分ごろに夫妻が、次男が呼吸していないのに気づき、119番した。次男は市内の病院に運ばれたが、3時間後に死亡が確認された。

 目立った外傷はなかったが、コンピューター断層撮影(CT)で脳に小さな出血が確認された。署は7日に司法解剖して死因を調べる。

 署の事情聴取に妻は「金銭的な余裕がなく、病院に行かずに夫と2人だけで出産した。次男に粉ミルクを与えていた」と話している。預貯金を取り崩して生活していたという。夫妻は7歳の長男を含め4人家族で、生活保護を受給しておらず、次男の母子手帳はなく、出生届の提出もまだだった。

死因については“脳に小さな出血”とありますが、原因についての特定には触れられていませんのでわかりませんが、もしも可能性として無介助分娩の話で以前にあった無介助分娩からの緊急搬送でご紹介させて頂いたようなこともあるのでは? と、僻地の産科医さんのお話が思い出されてなりませんでした。

無介助分娩の問題を考える際に、ファッション感覚のようにして選ぶ人もいれば、このようにして経済的な理由の方もいます。
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今回、読めば読むほどに、中日新聞が「自宅出産の男児 搬送病院で死亡」としたところに興味を持ちます。中日新聞といえば、以前に無介助分娩の新聞記事というのもあり、もしかしたら無介助分娩に対して、凄く意識を高くして取り組む姿勢もあるのでしょうか。

この生後5日目で亡くなってしまったお子さんの死の原因が紙面を通じて解明されるのかはわかりませんが、死因と自宅出産が直接の原因とならないにしても、無介助分娩が抱える問題をこのお子さんの死から、世間にもっと知って欲しいと思いました。