問:どうして人は死ぬのか

何気なくチャンネルを変えていたら、細木数子氏の顔。

何気なくそのままにしていたら、小学生からの質問に答え出した。


ある小学生が

「どうして人は死ぬのか」

と聞く。

すると細木氏は『清らかな心の人ではないから、神様に見捨てられて早く死ぬ』というようなことを、小学生相手に得意げに言っていた。

え?

細木氏の発言、おかしくないの?

誰も彼も、一緒に出ている子供の親たちまでもが黙って聞いている。

どう解釈しても、いくら相手が子供だとしても、間違ったことを言っていませんか? って、どうして誰も言わないの?

そうじゃないでしょう。

死生観は十人十色、色々な意見があるのは当然だけど、若くして亡くなる、幼くして亡くなるほどに、心が澱んでいて、神様から見捨てられた人だというのか。

子供たちに『正しく、清らかな心で生きろ』と言いたいのだろうけど、言うべき場面じゃない。

それとこれとは意味が違う。


まぁ、細木氏の愚かな発言くらい、ちゃっちゃと聞き流す術で応対するべきなんだけど、相手が子供というだけに、聞き捨てならない心境になりました。

『お前の○ちゃん、心が汚いから神様に見捨てられたんだぞ、やーいやい!』

なんていう、そんなイジメが発生しないことを祈るばかりです。

細木氏、子供って侮れないよ、テレビなんだからもっと侮れないよ。


私なら…「じゃぁ、何故人は生まれてくるのか」と問い返した後、

『命(生きること)を大事にするために、終わり(死)が用意されているのではないでしょうか』

と言うかな。

私の答えが正しくないとしても、それ以上に正しくないのは細木氏の答えだということだけには、自信がある。