贅沢なお産

夕べ、ビデオ録画をしておいた『贅沢なお産』を見た。

すると、かなり不思議な現象が…

まず、途中でどうしても他に見たい番組があり(オーラの泉)、でも家事をしているから集中して見られないということで、『贅沢なお産』も1時間以上は見ていたし、同じテープで巻き戻し、1時間12分の余裕のテープ状況の中、1時間の番組を録画した。

家事も一段落つき、深夜になっていたけど、ドラマの方を片付けちゃおうとテープの中でドラマの続きを探したら、なんとも不思議なことに、『贅沢なお産』の続きがない!

『贅沢な〜』は1時間12分見ていたし、上書きした番組は1時間なわけだし、1時間録画したってことは、そこから12分巻き上げれば、『贅沢な〜』の続きが始まるわけで…

でも無い!!!

なんでだ?

私がビデオのセットを間違えたから?

でもさ、仮にそうだとしても、1時間から先、12分は見れていたんだよ!

えー、この現象、分かってもらえるでしょうか。

あったものが無い。

それも、録画していて、ついさっき(1時間前)まで見ていたものが消えている!!!

いやぁ、妙な現象に驚きつつも、冷静に

「ま、この先は見ても仕方ないぞよ母ちゃんと、琴子がこうしたんだろうな」

と納得しちゃいました。


あのドラマの中で、伝説の助産師として紹介され、モデルにもなっていた神谷助産師。

この方に助産をお願いし、自宅分娩をしたという方の本を昔に読んだことがあるので、名も顔も知っていました。

この方が以前に岡山県の新聞に寄稿していたことがあり、「神谷氏が助産行為を出来るわけではないのに、そういう方が助産院を薦めるような連載をするというのは無責任ではないですか?」と新聞社に対して何度か言ったことがある。

回答は皆無。

神谷氏はそれほど深く責任をおもうこともなく、ただ頼まれたから原稿を書いて渡しただけのつもりだとおもうけど、私はこういう行為もやめて欲しい。

私の友人で、神谷氏のことを扱った本を読み、

「東京にホテルをとって頼む!」

と言っていた人がいる。

さすがにこれには当時の私でさえひいたけど、なんていうのかな、自分の持つ影響力もきちんと把握してこそ、責任感のある、誠意ある助産師と言えるのではないでしょうか。

勿論、東京にホテルをとってまで神谷氏に頼もうとおもった友人がちょいとばかり過剰なタイプだったとも言えるけど、岡山なんて東京に拠点を構える神谷氏が扱える範囲でないことなんて、誰にだって分かることであるのに、どうして『助産院で産むのも良いよ』なんて言えちゃうかな。

それじゃぁ、「どんな助産院でも、助産院なら良いんだな」になっちゃうよ。


神谷氏の映像までを見て、無念にも最後までは見られなかったけど、まぁもういいやとおもえるドラマでした。

水野真紀のあの妙な口調のお蔭で、主人公エリコが全く才女に見えず、妊娠していると知りながらもハイヒールを履いている→階段から落ちる→病院で胎児の無事を聞き、旦那に付き添われて立ち上がり、足元に揃えられたハイヒールを蹴飛ばす―というのがどうしようもなく馬鹿な女にしか見えなかった。

ハイヒール業者もこれからに供えて、PL法、【妊婦さんは履かないでください】と記した方が良いよ。

ハイヒールを履いているからって、必ずしも胎児が危険に曝されるということはないけど、まず常識として履かないでしょ。


まぁ、どうこう言うほどの結末があったのか、怪奇現象のお蔭で最後まで見ることが出来なかったから想像ででしか言えないのだけど、助産院や自宅出産が抱えるリスクの話しなんていうのはなかっただろうから、是非、来週あたりには『悲しいお産』で、助産院や自宅出産でのお産の事故を取り扱って欲しい。

一番の理想は、2時間の枠の中で、両方の情報を扱ってくれることなんだけどなぁ。