新聞記事
今日、新聞の一面に、『女児の出生証明で和解』の大きな文字を見た。
同新聞の3面には、『「琴子」…やっと家族に』から始まる記事もあった。
そこには、旦那が書いた出生届の“子の氏名”の欄、「琴子」という肉筆の写真も載っていた。
まだ琴子は戸籍に載っていないのだけど、これからそうなるようにという、そういう私達の気持ちを理解してくれた記者さんの心も伝わってきて、とっても嬉しかった。
琴子はやっぱり生きている。
天国という、ちょっと家からは遠いところだけど、生きている。
そして、父親や妹や母親の私をずっとずっと見守ってくれている。
ちっちゃな身体のまんま、一人で逝ってしまって寂しくしているんじゃないかって心配もあるけど、琴子の名前が『大丈夫だよ』って教えてくれたような気がした。
明日は役場へ行きます。
多分、明日は提出だけで終るでしょう。
琴子、お母さん、なんだかドキドキしてきたよ。
琴子がお稽古の発表会で優勝しちゃえたような、そういう鼓動の高鳴りなのかな。
琴子が生きていても、今日という日はこういう日だったのかな。
琴子に会いたいな。