琴子が長女に、そして…

今日の夕方、私は用事があって他所に出掛けていたので、旦那に役場に行ってきてもらいました。

今日の午後には家族4人の戸籍が出来上がるからと言われていたので。


明日の午後までは、琴子は私達と同じ位置に生きています。

旦那


リンズ

琴子

の順番で、戸籍に名前が記載されています。

琴子にはきちんと長女と、そしてリンズも長女。

明日まではこのままです。

明日には

旦那


リンズ

琴子

の順番のままだけど、琴子が長女で、リンズは次女になります。

ムフフ、やっぱりリンズは次女だよね。

そうそう、琴子が長女だよ。

あぁ、やっとこうなった。

やっとやっと、“普通”になった。


ちなみに、戸籍は申し立てのあった順番というのも大事で、

旦那


琴子

リンズ

の順番への訂正はないそうです。


明日の午後がくると、琴子は死亡となります。

悲しいけど、これが事実。

今日までは戸籍の上では生きているけど、明日からは、戸籍の中でも死者となってしまう。

辛くないことはないけど、大丈夫。

受け入れられます。

これ以上の贅沢は言いません。


法務局からの連絡って、いつ来るんだろう。

どんなことを聞かれるのか、それによって何が変わるのか。

法務局からの連絡があったあと、玄関を開けたらそこには生きていて、3歳になる琴子が立っていて…なんて、空想しても、琴子は赤ちゃんのまんまなんだよなー。

いつも目を閉じている。



いつまでも目を閉じている、そしていつまでも赤ちゃんのまんまの琴子が、長女になりました。