助産院でのホメオパシーは問題ないのだろうか

阪大の菊池誠教授のサイトkikulog(るんさん、情報提供、有難うございます)
ホメオパシーについての記事、コメントでの討論がありますので、紹介させてもらいます
ホメオパシー (2006年11月22日)
報道ステーションでホメオパシー(2009年1月23日)
ホメオパシーはインフルエンザに効きません(追記あり5/6) (2009年4月29日)
さらにインフルエンザとホメオパシー(2009年5月10日)
コメント欄も是非…とオススメしたいですが、結構な時間を要しますので、お時間のある方には是非とオススメします。
コメント欄まではそうだとしても、記事本文は是非。
ホメオパシーをこれから始めようとしている方、助産院で薦められた方には、こちらの情報もご覧頂いた上で、今後の子供の病気や治療に対して、じっくりと考えてもらえたらとおもいます。

こういう内容を見るたびに、どうして助産院ではホメオパシーを薦めるのか、助産師会が講演会を主催までするのかが疑問として膨れていくばかりです。
いざとなったら病院に搬送するから大丈夫というのは、病院を信頼しているからではないのでしょうか。
『病院へ行くということは、私たち女性が持っている自然な力を否定するようなことだ』と仰っているような気がしてなりません。
その疑問から、“いざとなったら病院へ搬送”という意識が実際には無いのではないかとおもえてならないのです。
勿論、正しくあろうとしている助産院もあります。
ホメオパシーを一切取り入れず、院内助産院までとはいかなくとも、病院への搬送の必要を常に感じるようにしている助産師、助産院もあります。
ここで問題にしているのは、上記のような、最低限ともいうべき意識が薄らぎ、「ここでなんとかする」という助産師や助産院です。
ちなみに、「ここでなんとかする」で琴子は亡くなりました。
「ここでなんとかする」までいかなくても、「なるべく病院には行かせない」という意識では、母子が重症化することもあるようで、実際に後遺症で悩まれる方もご連絡くださっていますし、お子さんを亡くされている方もいます。

私の場合、ホメオパシーはお呪いとして、自分自身の身体で取り入れる分には個人の自由になるかとおもいます。
しかし、今回のようなインフルエンザという、感染率の高い症状など、社会的な問題を抱えることでは、大人でも取り入れるべきとはおもえません。
感染する可能性のある期間は家にこもり、家族の誰とも会わないという、感染を完全にブロックできるのなら構わないかもしれませんが…
以前にも書きましたが、子供に用いるのはやめて欲しいです。
おやつとして与えるのならまだ受け入れますが、『これで治す』という気持ちは危険だとおもいます。
でも、この危険とおもえる行為につながることを、助産院や助産師会で薦めているとみるのは間違っていることでしょうか。
助産師会でホメオパシーを薦める講演会をするということ、助産院でこれから分娩しようとしている方にホメオパシーを薦めるということは、いずれは子供の病気や怪我などに、ホメオパシーを用いるように繋がると危惧するのは誤りでしょうか。

ホメオパシーに辿り着くのに、それぞれの事情や過程があったとおもいます。
それぞれの想いも大事なことですが、「何よりも子供」であるべきではないかとおもっております。