胎盤−衛生上の問題を問う

以前に私のぼやきにお付き合いくださったふぃっしゅさんのご意見より。
私はただのぼやきなのに、ふぃっしゅさんのぼやきは奥が深い…
ふぃっしゅさん、有難うございます。

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一番の問題は、衛生上の問題です。
胎盤はさまざまな病原体から胎児を守る役目を持っているので、胎盤の組織にはそのような病原体がとどまっている可能性があります
膣からの上行感染や血液中からの細菌、ウィルス、寄生虫などがいるわけです。
現在日本では防疫が徹底されているので撲滅されたとされている住血吸虫や、マラリアなどは世界中の貧困地域では胎盤内に感染して多くの母児の命を奪っています
日本でも外来生物が入ってきたり、辺境地域への渡航経験などがある人が増えて、このような特殊だった感染源が復活する可能性もあります。
妊娠中に検査している感染症はごくごく一部ですし、正常経過でも分娩進行中に細菌感染を起こしていることは多いと思います。

そのような胎盤は食べさせるのに適したものでしょうか?

卵のサルモネラ感染、BSE、レバ刺しの食中毒とか、食品衛生管理が徹底している日本でも、食品からの感染がしょっちゅう話題になるというのに、この胎盤の衛生状態には気にならないというのはどういうことなのかと、食べることを勧める助産師の衛生観念に驚きですね。

食肉を扱う人は専門知識と資格が必要で、管理も厳しくされているのに、
胎盤を食べさせるのには衛生面でいい加減であってよいはずがありません

水で良く洗えば良いというものではなく、生で食べさせた場合に起こり得る感染、火を通しても起こり得る感染、冷凍保存で起こり得る感染など熟知した上でなければ、人に肉を食べさせる資格はないと思います。

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強調したりしているのは私、琴子の母です。

胎盤を食べたいとお考えの方に、また、実際に食べるように人に薦めている方に、協力している方(見逃す含め)に、是非一緒にお考え頂きたいです。