責任を持つべき人が発信する、無責任な日常

先日の当ブログで紹介させて頂いた
こうやって、自己責任にされていく
の中の、フィリピンで助産所を開業している日本人助産師の、自身の三人目の出産の件。
まず、この方が
フィリピン、貧しい母子のためのクリニックより - Yahoo!ブログ
という、自分の職業を通じて発信しているということに、その内容を知れば知るほど、大きな問題を感じます。
このことは、皆さんがくださったご意見と重なることばかりです。
問題の記事は
http://megalodon.jp/2010-0728-0044-12/blogs.yahoo.co.jp/barnabaseriko/31907790.html(魚拓)
です。(立川さん、有難うございます!)
破水の日をごまかせるとか、皆さんご指摘通り問題点が多いですね。

以前に、当ブログで妊婦が飛行機を使って旅行をすることについての問題を考えさせていただいたことがあります。
2007年9月12日からなんですが、

と、北総人さんがくださった、千葉県成田市及びその周辺の産科の現状報告を含んだものです。
2007年よりももっと前からあった問題です。
これらの問題を、開業までする助産師が知らないわけはないとおもうのですが、フィリピンにいたからご存じなかったとはおもえません。
お産について話し合おうといって集っている、主に助産師の方達が多いMLがあるんですけど、そこでも何度かこの方の講演会なるものを紹介していた記憶があるんです。
フィリピンにいても、日本からの情報はネットもあるし、人脈もあるはずですから、日本の産科、医療崩壊の現状を知らないはずはないでしょう。
また、それらの問題を別としても、妊娠中、更に臨月での飛行機への搭乗を、妊婦に正しい指導をするはずの助産師がしていることの問題は大きいです。
また、助産師という立場で情報を発信している自分のブログで平然と語ったり、これは扱う方の問題にもなりますが、雑誌で堂々と記事にして、後に続く方を望んでいるかのような行為、姿勢です。

私たち一般人、妊娠と出産の知識が偏っているということを知らない者に与える影響がどれほどのものか、この助産師の方には自覚して欲しいことがあります。

今回の件をきっかけに、ふぃっしゅさんから貴重な資料を頂きました。
先ほど手にしましたので、これから勉強させて頂きたいとおもいます。
有難うございます。

この件、引き続き皆さんからも貴重なご意見を頂けたらと願っております。
私もまた、皆さんのご意見から沢山学ばせていただいています。
有難うございます。