開業助産師によるインフォームドコンセント

今回もご意見をお借りします。有難うございます。

当ブログ『VK2のレメディ選択を親のせいにばかりしないで!』に不思議ちゃんさんからです。

まともな医療施設に勤務する医師の間では常識だと思われますが、インフォームドコンセントというものは口頭で済まされるような軽いものではありません。人一人の命に関わる問題であり、さらに、その患者本人だけでなく家族にも関わる問題です。ですから、医療の現場においてインフォームドコンセントを行う際には、少なくとも文書にて、その治療を行うこと行わないことのメリット、デメリットについてdataを交えて説明することが要求されます。できれば本人だけでなく、近親者が同席の上で説明を行うことが望ましいでしょう。
私自身、これまで健康食品を信用し抗癌剤を拒否した卵巣癌の患者さんを経験したことがあります。そのcaseではご主人さんが積極的に健康食品の良さを訴えていました。残念ながら、ご主人さんに見せられた健康食品のパンフレットでは、よくあるように体験談のみが記載されており、どの進行期の卵巣癌患者何人に使用して何人の患者に効果があったかが全く記載されていませんでした。
何回も、患者さんだけでなく家族、姉妹も交えて説明を行いましたが抗癌剤を使うことを拒否されました。もちろん、文書で説明を行ったことは言うまでもありません。それだけ、人の命が関わる医療の現場におけるインフォームドコンセントとは重いものだと考えています。
今回、日本助産師会はアンケートの結果、妊婦さんに説明を行っていたということですが、どの程度の説明(インフォームドコンセント)を行っていたのでしょうか?自分の方針に誘導するような説明を行っていなかったという助産院はどれだけあるのでしょうか?文書を交わして説明を行ったという助産院はあったのでしょうか?妊婦さんが選択したというのであれば、是非、説明した内容を記した文書を公開して欲しいものです。もし、文書を交わしていないとすれば、日本助産師会や開業助産師は、人の命の重みを全く考えておらず、現代の医療の常識から遠く離れた集団であると言わざるをえません。

補足ですが、その卵巣癌の患者さんは3ヶ月後に亡くなりました。

※強調しているのは私、琴子の母です
助産院でまともな説明がされているとは全く信じていない私です。文書、データの提示等はされていないとおもっていますので、不思議ちゃん仰る『日本助産師会や開業助産師は、人の命の重みを全く考えておらず、現代の医療の常識から遠く離れた集団であると言わざるをえません。』という意見に同感します。あのあ調査内容で責任果たしたとおもっているのだとしたら、余計に問題におもいます。
以前におさママさんがやはり自宅出産のリスクの説明ということで、
自宅出産のリスクの説明
に、本来なされているべき自宅出産でのリスクの説明があります。

関連して、思春期から更年期障害と、開業助産師の方が相談を受けている(受ける)という話がありましたが、

認定看護師制度を念頭に置いて、業務の拡張や拡大解釈を進めている結果、助産とはかなり外れたところまで広げているように思います。更年期障害と簡単に診断して、誰かが死んで初めて問題になることでしょう。もっとも、そんな時にも、自己責任とか言うんでしょうけど。

  • suzanさん

更年期障害、医師免許がなくても相談にのれる、と
本気で思っているんでしょうか?

だとしたら、
更年期障害をなめるな!」と本気で言いたいです。

女性ホルモン分泌が下降してくることで起きる
さまざまな症状の総称ですが、
この年代は「初老期」つまり
老人期の入り口でもあるので
かなりいろいろな病気も起きてきます。

たとえば初老期うつ病
だるいとか眠いとか、やる気がでないとか、
いかにも「ああ更年期ね」と言いたくなる症状からはじまりますが、
うつ病ですから、早めに気づいてきちんとした治療を精神科に頼まないと、
「自殺」までいきます。

悩み事を聞いて、アロマをたいて、マッサージをして、
で、場合によっては「ホメオパシー」でもお勧めして。
助産師の資格でせきるのは、せいぜいそのくらいですよね。
で、お相手していたら、患者さんが自殺してしまった。
そういうときに、どう、言い訳するんでしょうか?

「状態が改善しないなら医師の診察を受けるように勧めていたが患者が拒否した」とでも?

という事の重要性をおもうと、友達として思春期もしくは更年期の症状について話を聞くというのではなく、助産師として聞くのだとしたら、やはり「医師免許を持たない助産師が更年期障害の相談を聞くことによるリスクの説明」もきちんとしてくれないと問題ですね。

私は開業助産師の方が本当に妊娠中から産後のことまで、リスクについての説明をきちんとしているとはおもっていません。
助産師会に入っていない助産師も多くいるということですが、開業助産師は助産師会との繋がりは保険のこともあって結構濃い関係ではないかとおもっていますので、助産師会が関わっている研修、講演会内容からしても反医療精神が強くあることから、開業助産師の方たちも同じもしくは似たような哲学をお持ちだとおもいます。
VK2にしても、義務化されていないこともあって、「飲まなくても構わない」という意識の方が多かったのではないでしょうか。
否、今でも多いでしょう。
また、当ブログでも以前にカリスマ助産師と呼ばれる方が介助した分娩で、何の説明もなくレメディをシロップの代わりに投与していた事実が当事者のブログでありましたし、mixiでも助産師介助の母親がシロップの重要性を全く知らされていないという話がありました。

  • TENさん

「K2シロップとレメディーの説明をした」という部分を具体的に調査してほしいですね。まぁもっとも今助産師側に調査しても言い繕われてしまうでしょうから、レメディーを「選んだ」とされる産婦たちに直接インタビューしてどのような説明を受けたのかまで調査してもらいたいです。

TENさんと同意見です。

朝日新聞さんには、元妊産婦さんたちにアンケートをして、
助産師からビタミンK欠乏性出血症のリスクの説明を受けたか?
「自分の意思」でレメディを選んだかどうか?
調べて欲しいものですね。

面白い結果が出そうなのに…

本当ですね。
しかし、結果オーライで母子元気な方だと、ちょっとした危険を私たちは乗り越えていた!なんて、武勇伝にしちゃう方もいるくらいなので、聞くのはちょっと怖い気もします…
でも、「信頼していた助産師に、知らぬ間に自己責任にされていた」と知ると少しは変わるのでしょうか。

灰色さんの

助産師会の調査によるVK2投与をしなかった36件のうち原因は、

>1.妊婦が薬剤を拒否した
>2.妊婦がホメオパシーを学んでいてレメディを希望した
>3.助産師がVK2とレメディの説明をして、妊婦が納得の上でレメディを選択した

これだけなんですよね。
見事に親御さんにすべての責任が転嫁されてまってすね。

私はナチュラルともスピリチュアルとも科学・学術とも程遠い、
とても即物的な俗物人間なので、
物とお金の動きを確認すれば
この調査の裏づけはあるていどとれるのではないかと思います。

VK2にしろレメディしろ、出所はある程度決まっています。
出所から調査しても、助産師個人でも、助産院名義でも
レメディの購入歴がまったくなく、かつVK2購入履歴があり、
上の1.もしくは2.にあたる回答なら、確かに親御さんの責任でしょう。

ただ、レメディの購入ばかりしてVK2の購入がない、
もしくは出産数にくらべ少なすぎる産院があるとしたら?

3.のほか新たな原因として4.助産師が妊婦にホメオパシーを強制している、
も考慮して、さらに調査を続けるべきではないでしょうか?
もちろん助産師会はやるわきゃない、と即物俗物人は思いますけど。

でも、税務署や厚生省はやってくれてもいいのではないか、
とか考えているんです。

助産院名義のレメディの購入って、
税務的に必要経費でまかなっているのでしょうか?
それともあくまで各助産師さんが自腹でレメディ買って
布教なさっているんでしょうか?
自費のレメディを出すのは混合診療に触れないのでしょうか?
その助産院の保険の点数計算は本当に適正でしょうか?

妊婦からk2レメディ代実費徴収+
VK2保険計+産院の必要経費にレメディ含めて税務申告
なんて小銭の水増しせこい助産師は断固いませんと
助産婦会は断言してくれると信じてます。

という調べ方もお願いしたいです。
多分、レメディは経費だとおもうんで…

私はインフォームドコンセントは嘱託医の方にお願いしたいです。
私のような無資格の者が国家資格を持つ助産師の方に大変失礼を言うかもしれませんが、でも本気で「無理だ」とおもっています。
事故報告を聞いてもおもいますが、まともな説明はなされていないと感じるばかりです。
「生まれるときを待つ」という言葉はよく聞きますが、これがインフォームドコンセント
「死ぬときは死ぬ」これもインフォームドコンセント
「分娩台で産むのは不自然」これも?
「病院で生まれた子供は目が死んでいる、可哀相」も?
「お産は自然であるべき」だとかもですかね?
誰も監督していないんです、どんな説明がなされているか。
母子手帳に嘘の記載するなんて、医療者にあるまじき行為ですが、琴子のときにも計測していない身長、体重を勝手に記入していたり、軽視していることが多くあるようにおもいますが、いかがでしょうか。

私は助産師がインフォームドコンセントという責務を果たすべき立場にあるのかさえ、疑問におもいます。
もしも既に書面でしているという方がいらしたら、私も公開して欲しいです。