“開業助産師”は何をするべき職業なのか

森ノオトから
Vol.12 "芸術的なお産"を通じた生き方伝道師......助産師の齊藤純子さんです!(全3頁)

いや、もうね、いいですよね...仰っていることも、この世界ではよくある内容なわけですが、プロフィールにある“頭蓋仙骨療法(クラニオセイクラル)”や“光線治療”、マクロビとか、病院へのマイナスイメージを織り交ぜていたり(1頁目)。

こういう記事をね、当時までの私なら読んでどうおもったんだろうかと想像したいんですけど、3頁目に至っては、もうなんだかさっぱりわけわからない気分です。読んだ自分が痛々しくおもえるほどです。これは、読解力の問題ではないはずです。そもそも、命を預かる職業の助産師の方が、それも開業助産師の方がいう出産の話に、死はきちんと含まれているのでしょうか? 言葉がフワフワと浮いているだけで、凄く怖い。

マクロビにしても、

それを徹底しようとするあまり、つい「この食材を食べてはいけない」とストイックに食材を選びがちなのですが、本当は、じっくりと噛んで味わって美味しいと思った食材が、その時体が求めているものなのです。陰陽を対照して頭でガチガチに考えるのではなくて、まずは知識やこだわりを捨てて、自分が「美味しい」と感じる感性を信じることが大切です。

ならば、最初からマクロビを勧めなくてもいいとおもうんですけど…
マクロビやっている人って、子どものその後をどうおもうんだろうか。私が知っている方たちで、お子さんが相当、我慢強いられているケースもあるんですけどね(ブログ内で何度か触れています)。子を産むくらいの年になった人ならば、自分の好みで禁欲的にやるのも楽しめるんでしょうけどね。歪んだお子さんの心を何度か見ているので、子どもに関わる領域でマクロビ語る、勧めるのは止めたほうがいいとおもっているんですけどね。基本、親の目盗んで歪んでいきますから。

そもそも、助産師の方がこんだけ民間療法をウリにしているのって、もうどうなんでしょうかね。
ホメオパシーだけの問題ではないですよね。『〜治療』というのは、助産師の方が用いても構わないのかな? ちょっと疑問。

芸術とか生き方伝道師とか、記事を書かれた方の感覚の問題かもしれませんが、用語が出産を語っているようにはおもえず、そしてそういうのが狙いだったりもして、ソフトタッチで聞こえがいいのでしょうけど、開業助産師としての責任感も薄らいでいるように感じられます。


開業助産師の仕事、職務って、一体何?