今年お子さんを亡くされた天使ママさんへ

年末になると必ず声を掛けたいっておもうのが、その年にお子さんを亡くされた天使ママさんです。

私は琴子を亡くした年末よりも、お正月がとにかくきつかったです。どこに行っても幸せそうな風景とおめでたいことばかりで、それは当然なので邪魔するつもりもないのだけど、自分の居場所が全くなかった。そして、自分がどれほどの輝きというものを失ったのかを痛感させられることでもあって、今でもお正月は苦手です。だから、全然会ったこともないし、話す機会もないままの私たちの関係かもしれないけれども、でも、私は少しでも天使ママさんたちが心穏やかに過ごせる日々があることを祈っています。そして、子ども達は天国で楽しんでいるってことも。そこだけは安心していましょうって。


琴子を亡くした後に知った話で、「幼くして亡くなった子どもほど、穢れのない魂のままなので神様はとても可愛がってくれる」というのがありました。神様からの授かり物が子どもだと言われながらも、私は神様に預けさせていただいているとおもえて、少し心が軽くなったのです。奪われたのではなくて、預けているんだって。もちろん、私が感じたことを押し付けるつもりはないし、そう思えたからって辛くなくなったってわけではない。結局私たちは救われることはもうないのだけども、それでもあの子達は楽しい世界にいるんだってことは信じられる。そして、その世界は遠いところではなくて、私たちのすぐ隣にあるらしいってこと。


前にもブログで書いた記憶があるのですが、琴子が亡くなってから一度だけ、琴子の夢を見ることができたんです。でもそれが何故か男性で、それも成人してましたが、しかし話の内容は琴子からのメッセージで、私の住む町の特徴をよく捉えた映像で、実在するお店の裏にドブみたいなのがあって、そんなところばかりを案内するんですよ。そして、「そっちもこっちも同じだよ」みたいに言われたんです。夢から覚めたときに、その頃は琴子がどんなところにいるのかとばかり悩んでいたので、あまりにも知りたがる母親に琴子がわかりやすく解説してくれたように思っています。


2004年のお正月以来、年末年始を迎える度に、世の中が早く日常に戻ることばかりを祈っている私です。