「2011年版 助産所評価ハンドブック」から (2)

「2011年版 助産所評価ハンドブック」から (1)の続きからです。
強調箇所は私・琴子の母がしています。
黒太文字はタイトルです。

2011年版 助産所評価ハンドブック9ページ目、下段。

2 助産所評価の目的
日本助産評価機構(以下、「本機構」という)は、助産所からの求めに応じて助産所評価を実施しま
す。その目的は、日本の助産所における機能を評価すると共に、助産所における助産実践等の質の向
上を図ることにあります。そのために、本機構が定める助産所評価基準(以下「評価基準」という)
に基づき、次のことを実施します。
1)質の保証と向上に向けた適格認定
助産所助産実践活動等の質の保証と向上を図るため、助産所を定期的に評価し、助産所の機
能が評価基準に適合しているか否かの認定をします。
2)助産実践の改善に役立てるためのフィードバック
助産所助産実践の改善に役立てるため、助産所の運営や助産実践に従事する助産師及び助産
職能団体役員、有識者等を加えた多面的な評価を実施し、評価結果を助産所にフィードバックし
ます。
3)社会への説明責任
助産所における助産実践について、広く国民の理解と支持を得られるように助産所の実践状況
を明らかにし、それを広く社会に示し、説明責任を果たす役割を担います

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赤文字部分ですが、「助産所からの求めに応じて」とあります。目的は、本文中にもありますが、

日本の助産所における機能を評価すると共に、助産所における助産実践等の質の向
上を図ること

だそうです。
そして、青文字の中の

広く国民の理解と支持を得られるように助産所の実践状況
を明らかにし、それを広く社会に示し、説明責任を果たす役割を担います。

は一体、現況としてはどうなのでしょうか。私からしてみたら、助産所からの求めに応じるよりも、私たち産む側からの求めに応じることをもっと重要視して欲しいですし、そうですか、だとしたらこれから相談はこちらの組織にお願いするべきってことですね? それにしても、助産師会は同じ建物の中にあって、殆ど面子が同じような内容なのに、発足後、私が相談の連絡をして対応をしてくれないときに、こちらの組織を紹介してくれれば良かったんじゃないでしょうか。本当は、するべきだったのではないでしょうかね。質の向上を本気で図りたいのなら、助産師側の評価ではなく、産む側からの評価をもっと重要視しるべきでしょう。


10ページ目

4)評価結果
評価基準に「適合している」、「適合していない」の2 区分で判断します。
評価基準に「適合している」と認めるには、各基準がすべて満たされていなければなりません。
「適合していない」場合は、適合しない理由に対する改善報告書の提出を求めます。

開業させといちゃダメでは? この内容だと、レストラン経営とかの方が厳しいんじゃないのかなぁ。


11ページ目

3)助産所の個性の尊重に資する評価
助産所評価は、評価基準に基づいて実施しますが、その判断に当たっては、評価を受ける助産所
(以下、「申請助産所」という)の個性や特色が十分に発揮できるよう、それぞれの助産所が有する
「理念・目的」を踏まえて実施します。
このため、評価基準の設定においても、それぞれの助産所の「理念・目的」を踏まえた評価を行
えるような配慮をしています。

4)自己評価に基づく評価
助産所評価は、助産実践活動等の個性化や質的充実に向けた助産所の主体的な取り組みを支援し、
促進するためのものです。
評価を実施するにあたっては、透明性と公平性を確保しつつ、実効あるものとして、本機構の示
す評価基準、及び自己評価実施要項に基づいて、助産所が自ら評価を行うことが大切です。
この助産所評価は、助産所が行う自己評価の結果(助産所の自己評価で根拠として提出された資
料・データ等を含む)を分析し、その結果を踏まえて実施します。
なお、評価を希望する助産所に対して、本機構の実施する助産所評価の仕組みや方法、自己点検
評価票の作成等について説明し、評価実施への理解が深まるよう事前説明会を実施します。

赤文字の部分、どうおもわれますか?
私的には、もうこういう表現があること自体が不快でならない。
助産所の個性ね...自己主張のようにしかおもえないです。こういうところに、危険な思想に流れていくものを感じちゃうんですよ。この機関の方たちは、助産師の中でも経験よりも教育に近い方の方たちでしょうから、こういう文言が出てきて平然っていうのに問題を感じます。
やっぱり、助産師っていう職業には何かあるのでしょうかね。教育課程に非常に疑問。

5)透明性の高い評価とシステムの改善
助産所評価の結果に対する「異議申立て制度」を整備するとともに、評価結果を広く社会に公表
することにより、透明性の高い評価を行います。
また、評価経験者の意見や評価を受けた助産所等の意見を踏まえつつ、常に評価システムの改善
を図ります。

是非、「異議申立て」した助産所までをも公開して欲しいですね。


以降、つづく。

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130ページありますから、もうちょっと端折れればとおもうのですが、引っかかることが多過ぎで端折れない。

「2011年版 助産所評価ハンドブック」から (1)