「2011年版 助産所評価ハンドブック」から (3)

「2011年版 助産所評価ハンドブック」から (2)の続きです。
強調箇所は私・琴子の母がしています。
黒太文字はタイトルです。

2011年版 助産所評価ハンドブック12ページ目

5 助産所評価の組織体制
本機構の助産所評価に係る組織体制は、助産実践評価部評議会、評価委員会とその下に置かれる評
価チーム、評価結果に対する助産所からの異議申立ての採否を審議する異議審査委員会によって構成
されています。(図1参照:右ページ)

評議会
本機構の理事会が選任した評議員9名(実践に従事する助産師、助産教育に従事する大学教員、
一般有識者
により構成され、評価基準の策定・変更等、助産実践評価事業の基本的事項決定のほ
か、評価結果に対する申請助産所からの異議の採否を決定し、必要があるときには評価報告書(最
終案)の修正を行います。

評価委員会
評議会が選任した評価委員10名程度(実務に従事する助産師、大学及び大学院助産分野の専任
教員、一般有識者を原則とする)および若干名の幹事
により構成され、評価報告書(最終案)を作
成するほか、評価事業の実施に関する事項を決定します。

評価チーム
評価委員会が申請助産所ごとに選任した評価員により構成され、構成人数は原則として3名とし、
2名は助産実践に従事する助産師、1名は助産師であって助産学分野における教育経験を有する者
もしくはその教育研究活動に識見を有する者
であり、その内1名を主査とし、1名を副査とします。
助産所の自己点検評価票その他の資料の書面調査を行い、調査報告書(案1)にまとめ、申請助
産所に質問事項とともに送付します。
その後、現地調査を実施し、自己点検評価票、関連必須資料、現地調査の結果をもとに調査報告
書(案2)を作成し、評価報告書(原案)を評価委員会に提出します。

さらに14ページ目からも。

6 助産所評価の実施体制
1)評価の実施体制
評価を実施するに当たっては、助産所助産実践者及び見識を有する助産教育者、並びに一般の学
識経験者から構成される
評議会を設置します。
さらにその下に、具体的な評価を実施するための評価委員会を編成します。評価委員会は、助産
践者、助産教育者及び一般有識者
を配置します。
さらに申請助産所ごとに評価委員会が選任した評価員から成る評価チームを編成します。ただし、
その助産所に関係する評価員は、評価チームには配置しません。
また、評価員は、助産所管理者及び助産師関係団体等から広く推薦を求め、その中から、評価委員
会の議を経て決定します。

重要な方は、嘱託医や提携病院として関わる医師の方達ではないのかとおもいますが、実態としてはどうなのでしょうか。私は助産院や自宅出産の事故をなくすためにも、嘱託医、提携病院には責任者(もしくは監督)となっていただき、事故がないように徹底していただくか、もしくは提携や嘱託という制度をなくし、助産院や自宅出産で出産する際のリスクを産む側にもっとわかりやすくするべきではないかと思っています。(ブログ立ち上げた当初はこのようには考えていませんでしたが、茶番なことが横行している以上、私たち産む側のためには必要な手段なのだと考えるようになりました。それくらい、2003年から改善されていると感じられることが少ないということなのかもしれません)

16ページ目

現地調査は、別に定める実施要項に基づき、評価員が助産所を訪問し、書面調査では確認する
ことのできない内容等を中心に実施します。

以前に、助産院で陣痛促進剤が使われているらしいという話がありましたが(助産院、自宅出産で陣痛促進剤? 日本助産師会に聞きました。)、徹底した調査はされているのでしょうか。抜き打ちで行ってくれていると期待したいですが、どうなのでしょうか。


17ページは図【 3)評価のスケジュール】になっていますのでご確認ください。
最後にちょっと空気が読めていない気配があるのです(イラストアイコンと「ゴール」)が…

          • -

「2011年版 助産所評価ハンドブック」から (1)
「2011年版 助産所評価ハンドブック」から (2)