産む側が知るべき、此処にある問題

助産師という資格は=医療者にくださった「助産師」さんのご意見には学べることがたくさんあったので、記事にしてより多くの方にも一緒に考えて頂きたいと思っております。

まずは全文。

初めまして。
東京の大学病院で助産師をしている者です。

助産師教育を否定する意見をお書きのようですが、助産師学校や、看護大学助産師過程では、ホメオパシー代替医療などの教育は組み込まれていません。
非科学的だと、おっしゃいますがそもそも日本の医療体制に安全神話を求めすぎていませんか?

現代は様々な情報が飛びかっています。
それが、科学的でも、また科学的検証が未確立でも、その情報を信じて行動した自分の責任です。
医療事故という事実であれば、医療者、助産師の責任となるのでしょうが、医学的に逸脱した妊娠経過でなければ助産師は安産に向けた行動を無理強いはしておらず、様々な情報の提示をするという立場です。

そもそも、妊娠出産に従事する助産師は、外科の手術の様に開発された人的手技を提供するものではありません。
元々、女性に備わった力を補佐し、引き出す役目です。

その補佐の段階で、昔から言われる風習がお産にいいと考える助産師もいるし、様々です。

それぞれの助産師の経験により、安産に向けたアドバイスが個々に違うのは、当たり前ですし、その意見を選ぶかセカンドオピニオンするのか、医療を選ぶのは妊婦、患者の責任です。

医療者、助産師、また教育者に対して意見をするよりも、ご自身の出産体験をポジティブに捉えられるよう努力する必要があると思います。

ほぼ全文、参考になるご意見ばかりですので、長くなります。


拝読し、最初から問題を感じました。

助産師教育を否定する意見をお書きのようですが、助産師学校や、看護大学助産師過程では、ホメオパシー代替医療などの教育は組み込まれていません。

なのですが、「助産師」さんが教育を受けていたのがどのくらい前なのかがわかりませんが、現段階で代替医療との問題があった過去の出来事(一番大きいといえるのが、山口県ホメオパシー、K2シロップの問題>忘れないで欲しいし、知らないのなら知って欲しい「山口県でのホメオパシーによる悲劇」)を、今後繰り返さないためにもきちんと学生のみなさんに伝えておいて欲しいです。

非科学的だと、おっしゃいますがそもそも日本の医療体制に安全神話を求めすぎていませんか?

これには逆に、ブログをきちんとお読みいただいていない可能性が高いと感じられて残念になりました。この先をお読みいただく上で、病院で産まずに子どもが死んだ親として、自分の子どもを助けようと必死になってくれた人がいるかいないかは、子どもが死んでしまった後の親の苦しみの度合いを激しく変えることにもなる、というようなことがまずベースにあるということを簡略して申し伝えておきます。 
助産師」さんは助産院や自宅出産は医療体制から外れているということをお認めになるのですね? ここらへんも、これから分娩場所を決めるという方には深刻な問題点として捉えて欲しいです。このようなご意見を伺う時に感じて欲しいのは、じゃぁ搬送って何? ってことなんですよ。開業助産師の方たちが唯一しているともいえる「リスクの説明」ですけど、それが「何かあった時には搬送します」なんです。ということは、何かあった時に頼るべき医療体制に対して、助産師の方たちが否定的だということを裏付けることになります。そうなると、「搬送するとは言っているけど、実際にはなかなか搬送してくれない」という実際に生じている問題をもっとシビアにみなさんが考えてくれるきっかけになるご意見だったと思います。
私たちは最終的には医療体制に安全を求めているはずなんです。でも、求めると今度は「安全神話を求めすぎている」というようにして冷やかす...そして、

それが、科学的でも、また科学的検証が未確立でも、その情報を信じて行動した自分の責任です。

とまぁ、結局は自己責任で問題を隠しちゃうわけですね。科学的検証が未確立なことをあたかも常識かのようにして言っている助産師の責任はどこにいくというのでしょうか。助産師という資格を使って情報を流すことへの責任感がなさ過ぎます。

医療事故という事実であれば、医療者、助産師の責任となるのでしょうが、医学的に逸脱した妊娠経過でなければ助産師は安産に向けた行動を無理強いはしておらず、様々な情報の提示をするという立場です。

医学的に逸脱した妊娠経過でなければ助産師は安産に向けた行動を無理強いはしておらずの部分がわかりにくいのですが、「助産師」さんは一体、どの事故例や問題についてご意見くださったのでしょうか。基本、無理強いはどの場合でもしちゃいけないのではないかとおもうのですが、無理強いしていることがあるっていうのは納得されているのでしょうかね。搬送するべきなのにしないとか、して欲しいと願ってもしてくれないなんていうのは無理強いですね。もうこういうレベルでは安産とか、そういう言葉は浮かびもしませんが、どういうレベルでのお話なのでしょうか。
様々な情報の提示をするという立場という曖昧で勝手な解釈のようにおもえる言い回しにも問題を感じます。じゃぁ、あのホメオパシーなんかも、様々な情報を提示する立場だっただけだということでしょうか? 情報を伝える前に、医療者として精査するべきことをしていないという怠慢さが問題としてあるとおもいますが、いかがでしょうか。

そもそも、妊娠出産に従事する助産師は、外科の手術の様に開発された人的手技を提供するものではありません。
元々、女性に備わった力を補佐し、引き出す役目です。

その補佐の段階で、昔から言われる風習がお産にいいと考える助産師もいるし、様々です。

いや、こういう意見があるからこそ、助産師の教育をやはり見直して欲しいとおもっちゃうわけです。「助産師」さんは都内の大学病院にお勤めとありますが、ご自身のされていることを否定されているような気もしますね。昔から言われる風習がお産にいい? それは具体的にはどういうものなのか、「助産師」さんが聞いた話を教えてください。
だって、

それぞれの助産師の経験により、安産に向けたアドバイスが個々に違うのは、当たり前ですし、その意見を選ぶかセカンドオピニオンするのか、医療を選ぶのは妊婦、患者の責任です。

私たちがその補佐を選ぶときに全ての責任を負わされるようですから、どういう話があるのかを私たちにきちんと教えるべきです。そこからまた私たちは考えていかないといけないのですから。どういう話がされているのか、教えてください。

医療者、助産師、また教育者に対して意見をするよりも、ご自身の出産体験をポジティブに捉えられるよう努力する必要があると思います。

ありがとうございます。「産む側も勉強を」と当時の日本助産師会事務局長から言われたことをポジティブに捉えた結果が今に至っていると、「助産師」さんにもポジティブに捉えていただけると幸いです。

さて、「助産師」さんはその後にsuzanさんのご意見に応えるようにしてくださったご意見もあり、こちらもまた問題を考えるきっかけをくださるものだったので、このまま続けます。

そもそも、ホントは下から産めるって言われたというけど、心配なら他の病院行けばよかったじゃないですか。
言われたことに、疑問を持てなかった段階で自分の知識不足、責任ですね。

自分が、知識不足で言われたことを間に受けたからの結果でしょう。

私自身、私の知識不足を実感していますので、そこは異論ありませんが、自己責任についてはsuzanさんがその後にくださったご意見

目の前の「お産の専門家」が言ったことを
いきなり疑う妊婦さん、どのくらいいるでしょうか?
できたら妊娠前に、妊娠や出産についての知識を持ってほしい、
ある程度勉強してから妊娠してほしい、と自分も思うけれど、
みなさん、驚くほど何も知らない状態で妊娠しています。

が私からの回答ともなります。「助産師」さんは、助産師の資格を軽視しているのでしょうか。
「お産の専門家」の責任は重いはずです。


助産師」さんのご意見は、産むときの場所選びで助産院を訪問した際に、「ここで産んで何かあっても、それは全部自己責任だから。あなたが私を勝手に信じているだけなんだからね、子どもが死んでも、それは私の情報を鵜呑みにしたあなた自身の問題なのよ」って言われたようなもだと申せば、問題があることをご理解いただけますでしょうか?