朝日新聞が無介助分娩に市民権を与えていく

yoshikoさんにコメント欄で教えていただきました、有難うございます。
今朝知りまして、医師の方達はもう既に記事にされています>
うろうろドクターさん能天気な自宅出産を賛美するな、朝日新聞!
Yosyanさん自然派分娩と飛び込み分娩
shy1221さん何が言いたんだ

問題の記事を一応>asahi.com 医師・助産師頼らず自宅出産 朝来の大森さん夫婦 - マイタウン兵庫魚拓

医師・助産師頼らず自宅出産 朝来の大森さん夫婦

 朝来市和田山町の山あいにある朝日地区で、農業や養蜂などを営みながら自給自足の生活を実践している大森げんさん(29)、梨紗子さん(30)夫婦に10月、三男かやちゃんが生まれた。妊娠の確認以外は医師にも助産師にも頼らず、定期的な妊婦検診も一度も受けなかった完全な自宅出産。17日に産後1カ月を迎えるが、母子ともに健康だ。

 かやちゃんの誕生は10月17日午後11時ごろ。同6時ごろから陣痛が始まり、本格的に産む体勢を取り始めて3時間ほどで生まれた。「産むのは3人でもういいわ、と思うほど痛みはあったけれど、スムーズでした」と梨紗子さん。

 長男つくし君(6)を助産院で、次男すぎな君(3)を病院で産み、毎月の妊婦検診などで自分の思いとは違う出産になった経験から、「私がリラックスできたら赤ん坊にもストレスのないお産になる。体重を増やさないなど妊娠中の自己管理さえできれば家族だけで産める」と言い切る。

 大森家の田畑は農薬や化学肥料を使わず、耕しもしない自然農法。煮炊き、風呂、暖房の燃料はまき、食事は玄米に菜食が中心だ。できるだけ自然の恵みをそのまま生かす生活だ。梨紗子さんは出産直前まで田畑や家の周りの草刈り、まき割りを無理のない範囲で普段通りこなした。「山で百姓をしていると、どんどん不自然なことはしたくなくなる。自然の力で暮らしてきたからこそ自宅出産をやり通す力が私にあった」と話す。

 夫のげんさんは「適切な出産方法を選ばずに最悪の結果になれば罪に問われるのかなと思ったこともあるが、出産に向けてきちんと準備をしているので大丈夫と思えるようになった。信じてあげることが大事です」と言い、家族の理解と協力の大切さを強調する。

 母子保健を担当する朝来市の担当者は、妊娠中の適切な健康管理や異常分娩(ぶんべん)のリスクに備えるためにも、産科での受診や妊婦検診は欠かせないとしている。大森さん夫婦にも受診を勧めていたが、自宅出産の意思が固いことから様子を見守っていたという。

 梨紗子さんも「本当に家で産みたいと望み、自己管理のできる人でないと危険です」と、安易な気持ちでの自宅出産を戒める。一方で、「家で産みたい人が家で産むことができ、何かあったらサポートできるような環境があったらいいな」とも願っている。

※赤字強調は私琴子の母

まずK2シロップは飲ませていませんよね。朝日新聞は確か、山口県のK2シロップとホメオパシーの件で比較的多くの方から支持を得られた記事を書かれていたとおもいますが、これも記者各々の知識の差ですまん!ということでしょうかね。以前にNHKの記者の方に取材というのとは違うけど、山口でのK2シロップの話を聞きたいといわれて直接会って話をしたことがありますが、そのときに私は「NHKはプロフェッショナルという番組で自宅出産を称賛したことがある、そのときの助産師はレメディを親に説明なく与えていたという事実がある」と問題を言ったら、「そういうのはどんどんと社に言っていいんです、僕も見ていて腹が立つ内容はある」とそれぞれに知識が違っているというようなことを言っていたけど(この記者の方は件の番組内容を全く知らなかった)、私からしてみたら、
個人の責任じゃないでしょ! 見ている視聴者はその立派な看板が言うことだからと信頼しているんだよ!
ということですよ。朝日新聞も、地方版だからとかじゃないですね。記者の方はとことん、無知なんですね。上司も含めて、新聞社って無知なんですね。
あと、記事の中で
夫のげんさんは「適切な出産方法を選ばずに最悪の結果になれば罪に問われるのかなと思ったこともあるが、出産に向けてきちんと準備をしているので大丈夫と思えるようになった。信じてあげることが大事です」と言い、家族の理解と協力の大切さを強調する。
とありますが、だからこそこの記事は無介助分娩に対して確信犯的なものだとおもいます。私が受けたたった数回の取材内容で全てを語るべきではないとおもいますが、しかし数回の取材だけでも、“裏をとる”ようなことは必ずあります。だから、罪に問われるのかなと思ったこともあるという発言に対し、記者の方は問題を感じなかったのだとしたら、素人以下でしょう。そして問題を感じて調べたというのならば、結局違法行為ではないということにのかって、無介助分娩が危険な行為だということを知っても(母子保健を担当する朝来市の担当者と話をしている様子だし)、この記事を掲載したんですから、自宅出産ということにして、無介助分娩に市民権を与えていくことにしたのでしょうね。その方が、この先に何か賑わいでもあるとおもったのでしょうか。私は子供の命よりも親のやりたいようにやります!子供が死ぬかもしれない可能性を上げてでも自分のストレスが少ない方がいいという意見にしか読めませんでしたし、
「家で産みたい人が家で産むことができ、何かあったらサポートできるような環境があったらいいな」
なんて、これこそが安易な気持ちということに気が付けない親と記者、そして新聞社だってこと。冗談じゃないですね。自分達さえよろしければいいという方が、最終的に望むサポートってなんですか? まさか、否定的に捉えている医療、医師に最後は助けて貰おうとしていますか? 冗談ですよね? だって、本当に自己管理できる人なんでしょ?

追記;記事投稿後、日本助産師会にこの新聞記事の件を通報しました