助産院での出産について

産褥熱

先日の当ブログ『不潔な器具で新生児破傷風』にちまの母さんがご自身の自宅出産での実体験をお寄せくださいました。貴重なご意見と感じましたので、あらためてブログの日記(記事)として紹介させて頂くことにします。ちまの母さん、有難うございます。2人目…

死はロマンなのか?

お産をロマンのように語る人は、『死』そのものをもロマンとして捕えているんだろうかいつの頃か、私は上記の言葉に出会っていました。どこで出会ったのかが思い出せないのですが、ずっと放置していた覚書のようなメール箱の中にありました。2003年の私に送…

雑誌『tocotoco』を読んで

先日、とある場所で時間を潰さなくちゃならなくなり、そこにあった雑誌を手にしてみました。雑誌『tocotoco』vol.2特集>お産は楽しい!>自然体のお産上記の表紙を目にして、さぁて今回はどんなものかと拝読。タイトルから簡単に察することが出来るとおり、…

気になる『体作り』という世界

こんにちは。今日はちょっとだけネット徘徊の時間があったので、少し検索して徘徊してみました。助産院や自宅出産の経験談、助産院のサイト等、『妊娠中の体作り』が目につきますが、私は琴子の妊娠前から冷え対策は食事だけに限らず、しっかりとしていまし…

本当にお産難民を救えるのですか?

いつも拝見しているshy1221さんのブログ、S.Y.’s Blogの8月15日『無理解か、深い理解か』と、【お産難民を救え 助産師はいま】(6)自治体の格差 無理解が助産所の活用阻む - MSN産経ニュース 魚拓※【お産難民を救え 助産師はいま】(1)「実家のような安…

妊婦健診の公的補助を助産院まで拡大することを考える

当ブログに静岡の産科医Qさん(6月13日)がくださったご意見より、妊婦健診の公的補助を助産院まで拡大することを考えました。臍帯を切るという行為(6月11日) まず、静岡の産科医Qさんのご意見を下記に紹介させて頂きます。今、静岡県では妊婦健診の公的…

臍帯を切るという行為

昨日の夕方のフジテレビのニュース番組の中で、大家族の家での新しい命の出産が特集されていた。9人目の出産だったのかな、10人目だったのかな、助産院での出産。最初は家事片手にながら見、だったのだが、ある場面から怒りに似た感情。堂々と、助産師自らが…

『お産は怖い』を知らない私たち

あぁ、非常にショック。一度書き込んだのに、何でだかエラーで反映されず気合入れて書いたのになぁ。気を取り直してもう一度…でも、時間がないので短めに…(本当、ショック)いつも拝見しているshy1221さんのブログ、S.Y.’s Blogの本日のお題目『へぇ〜』と…

お線香の香り

助産院を選択される方や、助産師の方に限ったわけではないけれども、『アロマテラピー』を大事にする方に出会うと、お線香を勧めたくなる。私の家では、2003年8月31日以来、家の中でお線香の香りが絶えない。最近では多くても日に3本くらい。『昔は』と言う…

GBSについての追記

先日のGBSについて、ご意見くださった皆様、有難うございます。参考になる内容が多くありました。くださった皆さんに返事を書きたいのですが、時間があまりなく、後日に改められればとおもっております。普通の母ですがさんの教えてくださったブログされど …

助産師が決めることなのか?

先日、当ブログ内のBBSにみみさんが書き込んでくださった内容より−※GBS検査読んでとっても気になったのが、こういうとき、どこで産むかを決めるのは、助産院の助産師なのでしょうか?みみさんは転院を望んだし、健診で通っていた病院の医師も「うちで産め…

こういう本から影響を受ける方もいるんですよ!<怒

用あって、AMAZONで検索していたら、お産についての本を探していたわけでもないのに、なんででしょうかね、勝手に色々な本が紹介される中にみつけてしまいました…『新刊新書y 病院出産が子どもをおかしくする』病院出産が子どもをおかしくするよく見ると、…

安全が一番でしょ?!

先日の当ブログ『お産革命』 で紹介しました『戦後日本の自然出産の流れと女性と助産師との関係』をきちんと読みました。(太文字引用箇所)『つまり、「ひと」が産み、「ひと」が生まれるということは、安全に生まれればよいという以上の意味を孕んでいると…

『お産革命』

2008年1月14日の当ブログ『警鐘すら鳴らせずに苦しんでいる方たちがいる』にくださった、フィッシュさんのコメントを紹介させてください。太文字がフィッシュさんからのコメントより引用部です。ちなみに、フィッシュさんのご職業は、病院勤務助産師です。私…

警鐘すら鳴らせずに苦しんでいる方たちがいる

悔しいです。このブログを通じて、色々な方からご連絡を頂くようになりました。医師の方、助産師の方、ご自分の出産を経験したことで想うことのある方−そして、助産院で出産したことにより、母子に悲しい結果を残してしまったと後悔している方……日本助産師会…

30分は近い? 遠い?−提携先と搬送の問題

当ブログでも以前に紹介させて頂きました、桜ママさんからのご意見です。※助産院での出産にて−桜ママさんのお話(2007.8.29) 桜ママさん、いつも有難うございます。下記、桜ママさんからのメールからです。記事は桜ママさんの地元のフリーペーパーにあった…

分娩中と直後の飲酒について

当ブログ11月14日の『11/3『助産院は病院ではない』より にご意見くださったなおさんの内容より>同じ地域に住むお母さんに出産の様子を伺って吃驚。「自宅お風呂出産だったから、陣痛の苦しさを紛らわせるために大好きなビールをお風呂で飲ませてもらった。…

11/3『助産院は病院ではない』より

当ブログ11月3日の『助産院は病院ではない』にお寄せ頂いた皆さんからのご意見、有難うございます。中にありました“同じく大学病院医師さん”のご意見を強調したいので、この場にて、改めて紹介させてください。同じく、大学病院勤務医です。多くの病院勤務の…

助産院は病院ではない

タイトル、「当たり前じゃないか!」と言われることですが、心の中のどこかでは、人はまだまだ助産院を過信してしまっているとおもうんです。勿論、病院にも様々あります。でも、ここでは助産院での安全性を考えたいので、助産院に限定して続けます。多くの…

アメリカの妊婦学級

当ブログ2007.10.16の『家族で勉強しなくちゃ』にご意見くださったハルチさん、ありがとうございます。私も最近、終末期医療の場での臓器提供の説明の重要性というような内容の報道を目にし、そのときに妊娠中に覚悟しなくちゃいけないことでもあるのだろう…

ローリスクとノーリスク

いつもお世話になっております、僻地の産科医さんのブログ>10月21日より情報いただきまして…助産所の3割以上が「嘱託病院なし」日本経済新聞 2007年10月20日出産時の異常をサポートする嘱託病院を確保できていない助産所が3割を超すことが20日、特定非営利…

助産院がどう活躍するのか

“たらい回し”といわれている奈良の件など、ここしばらく私なりに考えています。前からでもあるのだけど、産む場所がない=産科が崩壊しているということで、ここで助産院が、助産師が!!!! という御声。でも助産師は、『身体作りが出来る人』を好み、選ん…

分娩費についての例えを紹介します

いつもご覧くださっているチアキさんが、私以上に私の疑問を理解し、分かり易い例え話をくださいました。過日の『分娩費について』にくれたのです。このブログをご覧くださっている方の中で、コメントまでを読んでない方もいらっしゃるとおもい、日記として…

分娩費について

どうしてもこの話を私の中でまとめたいので、書きます。分娩費用、まず、母子に何かあったら払いたくない!とはおもっていません。結果で考えたいなんておもっていません。医療を受けた以上、支払うべきものだともおもいます。また、現在の分娩費が安すぎる…

桜ママさんの話を読んで考える。

桜ママさんのお話は、当ブログ内『「救急搬送人件費」と「新生児搬送車代」 その2』 も併せてご覧頂きたいです。不思議ちゃんさんがコメントをくださっています(下記参照)。『子宮内反症というのは、なかなか上手く表現できませんが、子宮の頭側が子宮口…

助産院での出産にて−桜ママさんのお話 終わり

嘱託医の総合病院に運ばれました。つくとすぐ処置されているようで、最初は当直の先生が子宮と胎盤を戻してくれてたようですが私服姿の先生がやってきて「着替えている暇ない!このままでやる!こんないれかたじゃだめだ!もう一度取りだして入れなおす!形…

助産院での出産にて−桜ママさんのお話 その2

雑巾がけをしたその日の夜から生理の初期のような軽い出血が始まり、これがいわゆるおしるしかなと思っていると23時位からお腹が痛くなりました。10分おきくらいに痛くなり、一応助産院に電話し、明朝状態を知らせるようにといわれました。その晩は陣痛の…

助産院での出産にて−桜ママさんのお話

何度かブログ内にて書き込んでくださっている、「救急搬送人件費」と「新生児搬送車代」の桜ママさんの体験談です。太文字が桜ママさん。桜ママさんは妊娠初期には鹿児島県にいらっしゃったそうです。最初から助産院での出産を決めていたのではなく、実家の…

「救急搬送人件費」と「新生児搬送車代」 その2

先日の内容にくださった皆さんからのご意見に対して、当事者のママさんから回答を頂きましたので、そのままアップします。(改行以外は原文のままです)とりあげてくれた助産師さんが「子宮内反症(胎盤が子宮からはがれない)」と気づいてすぐに救急車をよ…

「救急搬送人件費」と「新生児搬送車代」

暑いですね。栃木の夏は、昼間は暑くても夕方には夕立(激しい雷が名物でした)がきて、夜は涼しく、朝もそれほど暑くなく…だったのに、今年は夕立が全くといっていいほどにこなくって、昨日の午後から激しい雨がきて、やっと“涼しい夜=栃木らしい”夜がきま…