2013-01-01から1年間の記事一覧

陣痛促進剤は子どもを愛せなくさせるの?

第2回 プライマリヘルス学会 「愛する心をはぐくむオキシトシンホルモンの未来」があるそうです。この講演会を宣伝する方のご意見に触れ、“合成オキシトシン”、陣痛促進剤に対して否定的とおもえる内容があったので調べてみたら、病院での出産と粉ミルクに対…

子どもが死んだ後

白花ちゃんのお母さん、haccaさんからの悲痛な叫びともいえる声をご紹介します。(こちらもお読みください) 先日、弁護士さんと電話で打ち合わせをしたのですが、そろそろ裁判官から和解が持ち出されるのではないかということなんです。 互いの持ち分は既に…

白花ちゃんの裁判の経過報告

よろしかったらまず『提訴前のhaccaさんの気持ち』をお読みいただけたらと願います。 公判が続いています。 助産師は分娩依頼を受けた時、そして妊娠中を通して、「病院で産むように促した」のに私がそうしなかったと言っています。 確かに病院で産むように…

「経膣分娩」と「自然分娩」

Facebookで知った「自然分娩」と努力至上主義という記事(元記事は「政治学に関係するものらしきもの」を読みました。私は帝王切開への偏見を持っていました(過去形ですよ)。琴子を産む前のことですが、「不要なのに切りたがる」という意見がどこからとも…

私の望みとしましては...

日本助産師会出版のホームページには、様々な情報が盛り込まれています。中にはセミナーの紹介も。今年の2月4記載のものでは「薬膳を知って妊産婦のからだつくりを応援しよう」など、誤解を招く要素がたっぷりのものもあります。私的には先日のこのような発…

いつ、どこで?

帝王切開が決まった妊婦さんに“帝王切開になるのは母親の責任”としているような、そういうことを助産師に言われたという内容がTwitterで流れていました。帝王切開が決まった後に言われたということで、多分病院に勤務している助産師の方からの発言とおもわれ…

情報を鵜呑みにして子どもを亡くしたともいえる

私が琴子を産むために選んだ場所が助産所だったというのは、私が選んだことだという責任論になってしまうのがまだまだ現実。そういう意見があるのは、心のどこかでは仕方ないことだと思ってもいます。そういって私の責任だけだとして済まそうとする人に知っ…

喘息と妊娠、助産所では? (答)

先日の「喘息と妊娠、助産所では?」に頂いたご意見をご紹介いたします。 喘息は「中くらいの重症度」の人が一番危ないと思っています。 重症の人はしっかりと薬を使っていて、医者が管理している 軽症の人は「軽症」だから大丈夫中等症の人は自分では「軽症…

喘息と妊娠、助産所では?

先日、これから結婚するという女性とお話をしました。 その方は喘息持ちではありつつ、今までにはそれほど激しい症状に悩むこともなかったのに、春になってから風邪をひき、その時に激しい発作、呼吸困難に陥ったことで、「妊娠するのが怖くなった」と言うの…

「クリステレル胎児圧出法」でおもうことあり。

うろうろドクターさんのブログ クリステレル胎児圧出法で出産後産婦死亡、提訴へ… at 堀病院 でも書かれていますが、クリステレル胎児圧出法が原因で女性が亡くなったのではないかということが報じられました。私が最初にこのニュースを見たとき、自分が琴子…

カメ更新ですが...

ブログがまたカメ更新で、しばらくになってしまいました。 今、記事にしたいこともあるのですが、仕事も忙しくてきちんとまとめられず、そのまとめにもう少し時間が欲しいと思っています。ということで、結局今日もカメ更新だという報告だけになりますが、こ…

甘いと感じてしまうのだが...

30台後半の知人(既婚)が初めての妊娠。 1月下旬に体調不良を感じ、2月になって生理がこないこともあって妊娠を疑い、検査薬で陽性反応。友人の紹介で県内で産科開業医の方が使わなくなった分娩と入院施設を借りて開業してる助産師に電話したそうです(多分、…

どう解釈しますか? 問題はないですか?

Facebookで知りました。(ってことは、多分、Twitterでももうさんざん言われている内容なのかもしれませんが、最近また離れちゃっているので追えてません...) 母乳ケアで有名な故山西みな子氏の妹さんがやってらっしゃる自然育児相談所 / 山西助産所 (魚拓…

無介助分娩とネグレクトの問題

無介助分娩は「でも、滅多にやってる人はいないでしょ?」っておもわれているとおもいますが、ジワリジワリと浸透していると私は感じています。先日、ある医療従事者の方から、ご自身の勤められるところにも計画的無介助分娩の件があったとお話を伺いました…

震災から2年

2年前の今頃は、私は避難所にいました。 スマートフォンがあってもネットも繋がらない状態で、まだ東北を襲った津波に対しても、それがどれほどの被害をもたらしたものかなど、想像もできないくらいに「何もわからない」という状態でした。 ただ、家には当分…

中日新聞の記事「自宅出産の男児 搬送病院で死亡」

自宅出産の男児 搬送病院で死亡 (中日新聞/つなごう医療/魚拓) 目立った外傷なし 脳に小さな出血 7日午前2時40分ごろ、愛知県安城市の病院から「昨夜搬送された生後5日の男児が死亡した」と安城署に通報があった。 署によると、死亡したのは安城市の…

いつ、どこで染まるのかを探る

フリーライター 井上理津子 公式ウェブサイトで紹介されている産婆さん、50年やりました 「女の天職やと思って産婆になったのに、男の医者にこんなに"お客"を奪われるとは」「昔ながらの手法にラマーズ法を取り入れたお産が一番。陣痛促進剤を使い、会陰切開…

色々なことが正されないわけだ。

「色々なことが正されていないわけだ。」を書いているときに、Twitterでうさぎ林檎さんが 東京都助産師会副会長さんが“いい卵ならアレルギーがでないことが分かりました”て書いてる。・「母乳とアレルギ http://www2.odn.ne.jp/~cdk23230/childcare/childcar…

色々なことが正されていないわけだ。

朝日新聞デジタル:(声)助産院で出産をしてよかった - 朝日新聞/オピニオン 日本では病院で出産なさる方が大半です。でも私は助産院で出産しました。そして助産院を選んでよかったと思っています。 病院と違って薬や切開など医療行為は行われませんし、検…

資料紹介

omizoさんからいただいた情報、大変興味深い内容で、私も拝見しますが、より多くの方にもご覧いただきたいとおもい、こちらで紹介させていただきます。http://www.jaog.or.jp/sep2012/JAPANESE/MEMBERS/TANPA/H15/030804.htm(魚拓)http://www.mhlw.go.jp/s…

「出産と生殖をめぐる攻防: 産婆・助産婦団体と産科医の100年 」

本の紹介です。是非。

「助産師が持つべき技は会陰切開なのだろうか?」への反省

先日、2月28日に書きました「助産師が持つべき技は会陰切開なのだろうか?」で紹介した内容は、suzanさんがご指摘くださったことで読み直し(まだ本が到着していないのですが)、私は「会陰切開をしたがっている」とおもった文は「会陰を伸ばして切開しな…

「2011年版 助産所評価ハンドブック」から (7)

「2011年版 助産所評価ハンドブック」から (6)の続きです。 強調箇所は私・琴子の母がしています。 黒太文字はタイトルです。2011年版 助産所評価ハンドブック26ページ目の続きです。ここから52ページまでは評価の仕方がどうだのといろいろと書いてありま…

「とくダネ」を見て

【足の指3本失った・・・出生直後に大やけどの男の子・・2年間の戦い】更なる戦いへのお子さんがきっかけとなり、フジテレビの朝の番組「とくダネ!」が助産院や自宅出産の危険性を問う内容ということで、私も録画して拝見しました。 番組を見られた方の中か…

「病院では難しいこと」にしたいのではないだろうか?

助産院:市内で出産できるように 7年ぶり、香取市に /千葉 (毎日新聞) - Yahoo!ニュース(魚拓) 産科医の減少を受けて分娩施設の集約化が全国的に進むが、木内さんは「医療従事者と妊産婦の深いつながりは、病院では難しくなっている。本当の安心、安全…

「2011年版 助産所評価ハンドブック」から (6)

「2011年版 助産所評価ハンドブック」から (5)の続きです。 強調箇所は私・琴子の母がしています。 黒太文字はタイトルです。2011年版 助産所評価ハンドブック25ページ目の続きです。 2-2の「安全確保のための体制・手順」の 医療法第19条に基づく嘱託医…

質問!!

プチ・ラパンの家というブログの中の記事で「助産院」という記事があり、お決まりの医療批判が並んだ後に 救急車で助産院に来た妊婦は初めてらしい その後、大騒ぎして産んだことは一生忘れられない とありまして、ビックリしています。 救急車を呼んで、助…

提訴前のhaccaさんの気持ち

【白花ちゃんの死は避けられたのではないのか?】−お母様が提訴されました。 白花ちゃんのお母さん、haccaさんが昨年の提訴前に、遅々として進まない提訴の準備中に、その苦悩を私に語ってくださっていました。ブログにアップしようとおもっていたのに、今に…

切っても切れない? 助産師とホメオパシー

Twitterでうさぎ林檎さんがつぶやいていて知りました。 びっくり。【北海道のホメオパシー情報】CHhom札幌校からのお知らせ の中の記事 映画「うまれる」上映会&とらこ先生と助産師の皆さんとのトークを行うことに・・・(魚拓) さて、今度のひなまつり3月…

「助産師の業務範囲の留意点について」

日本産婦人科医会の会員のみなさま宛に出された院内助産における「助産師の業務範囲の留意点について」。 産科医であるsuzanさんから教えていただき、拝見しました。 謹啓 常日頃より本会事業にご尽力賜り厚く御礼申し上げます。 さて、産科医不足の解消策と…